2022年6月20日月曜日

6月19日(日)6年第2回情報モラル講座

 日曜参観の日の2校時目、6年生を対象に、第2回情報モラル講座の授業が実施されました。この日の講座のテーマは、「写真や動画の投稿」についてです。写真や動画の投稿の危険性について、子ども達と考え、意見を出し合いながら学習を深めました。


 今日は、写真や動画をインターネット上に公開する時の危険性について、子ども達と一緒に考え、意見を出し合って学習を深めていきます。
 まず、写真や動画を投稿する時の危険性に関する動画「写真や動画が流失する怖さを知ろう」(文科省より配信)をみんなで視聴しました。子ども達は、自分に置き換えながら真剣に動画を視聴していました。
 また、今日の授業は、古枝小学校の学校運営協議会の委員の皆さんにも参観してもらいました。
 動画の視聴が終わった後、「動画の登場人物である‟りささん”の身の上にどんなトラブルが起こったのだろう?」と、子ども達とトラブルの内容について確認します。
 次に、子ども達は、‟りささん”が、学校に行けなくなった原因について、みんなで話し合いました。どの班も、自分意識を持って真剣に意見を出し合っていました。
 さあ、話し合った内容の発表です。子ども達の手が一斉に上がります。子ども達から様々な意見が出されました。「ひどい悪口を言った」「勝手にインターネットに公開した」「勢いで写真を投稿した」等々。
 次に、このトラブルが起きないための予防策、起きてしまった時の解決策についてみんなで話し合いました。‟りささん”のことを自分のことのように考え、話し合っている子ども達の様子に、学校運営協議会の委員の皆さんも感心されておられました。
 話し合い後、予防策と解決策について、子ども達から様々な意見が出されました。「写真を撮る時は、周囲を確認する」「投稿していいかを確認する」等々、解決策としては「信頼できる大人に相談する」等々。
 次に、「写真や動画流出する怖さを知ろう」の解説動画をみんなで視聴しました。インターネット上に公開すると、友達だけに写真を送ったことが、友達の友達へ、そのまた友達から友達へと、どんどん拡散し、世界中に広まってしまう大きな危険性があることを確認しました。
 また、解説動画では、被害者にならないために必要なこととして、「恥ずかしい写真や動画は撮らせない、送らない」「写真や動画、個人情報をSNS等で知り合った人に送ることの危険性を理解する」などについても説明がありました。
 そして、被害に遭ってしまった場合は、「一刻も早く、保護者や学校の先生、警察などに相談することが大事である」と確認しました。
 次に、この写真をインターネット上に公開するときに、何が問題なのかをみんなで考えました。この写真は、奥の方に関係ない人が小さく写ってしまっています。この写真が公開されることで、関係ない人に危険がおよぶ可能性があることを確認しました。
 柿原先生が尋ねます。「この写真、問題だと思う人?」一斉に子ども達から手が上がります。この写真は、8人の女子中学生の集合写真です。何が問題なのでしょうか?子ども達から「Tシャツに学校名がプリントされていることが問題」と指摘されました。みんな、よくわかっていますね。
 また、柿原先生から「写真には、写真を撮った場所の位置情報が載っています。自宅の場所が特定される危険があります」と説明がありました。子ども達も、大いに驚いていました。
 黒板を見てください。①~⑤までの写真について、問題があると答えた人の数が、授業を受ける間と比べて増加しているのがわかります。子ども達の意識の高まりを感じました。
 授業の最後には、子ども達の行動宣言「これから自分はどんなことに気をつけます」がありました。子ども達からは、「写真を撮る時は、人がいないかチェックしたり、特定されるものがないかを確認する」等々の宣言が発表されました。