2022年6月24日金曜日

6月23日(木)6年「ホタルの里」復活大作戦Ⅶ

 6年生は、この日の午前中、古枝ホタル保存会会長の河浪丘さんのご指導の下、ホタルの幼虫4,000匹と、幼虫のエサとなるカワニナ約600匹を、祐徳稲荷神社外苑内の水路や下古枝地区内の用水路など、計7ヶ所に放流しました。


 出発前に、ひしゃくを使って、牛乳パックの容器に、水槽の中の幼虫をつぎ分けます。地区の青少年育成会議の皆さんにご協力いただきました。
 ご覧ください。牛乳パックの容器の中には、生き生きと元気よく動いている幼虫が約60匹入っています。
 エサとなるカワニナも別の牛乳パックの容器に入っています。1つの牛乳パックの中に15匹ほどのカワニナが入っています。子ども達が、今朝、養殖用水路から取ってきたものです。カワニナもホタルの幼虫と一緒に放流します。
 いよいよ放流開始です!最初の放流場所は、祐徳稲荷神社の外苑内にある水路です。子ども達は、まずカワニナを放流します。その後、ホタルの幼虫が大きく育つことを祈りながら、幼虫が育ちやすいようにと、水路の両側の石垣付近にそっと放流しました。
 外苑の後は、太鼓橋を渡り、祐徳稲荷神社の入口の鳥居を目指します。鳥居の下には、鍋島宮司さんが待っていらっしゃいました。ここで、子ども達は、鍋島宮司さんから激励と感謝の言葉をいただきました。子ども達は、改めて、ホタルの里復活大作戦の意義を感じ取っていました。
 次の放流場所は、鳥居下の用水路です。ここは、下古枝に流れる用水路の取り入れ口のすぐそばになります。子ども達は、ここから下古枝の用水路が始まることを知りました。
 子ども達は、梯子を使って、鳥居の下の用水路に降り立ち、ホタルの幼虫を放流しました。
 祐徳稲荷神社での放流を済ませた子ども達は、門前商店街の中にある用水路にも放流しました。ここは、祐徳稲荷神社から取り入れた用水路が2方向に分かれるところです。
 謙心くんの家の前を流れる用水路にも放流しました。この用水路は、久保山方面に流れていきます。用水路の両側は、立派な石積みの壁となっていて、ホタルが育ちやすい環境になっています。
 前半の放流活動が終わり、子ども達は中間地点の公民館に移動しました。ここでは、後半の放流活動に向けて、空になった牛乳パックに、幼虫を改めて注ぎ込みます。
 後半の放流場所は、残りの3ヶ所です。まず、光明院裏の用水路です。子ども達は、改めて「ホタルの成虫になって、来年会おうね」と、幼虫に声を掛けながら放流しました。
 次に、公民館東側の用水路に行きました。子ども達は、放流しながら、この周辺でたくさんのホタルが飛び交い、地域の人達の気持ちを和ませてくれることを思い描いていました。
 最後の放流場所は、古枝小学校の運動場南側を流れる用水路です。自分達の学校でもホタルが見られるようにと、みんなで放流しました。来年、小学校でもたくさんのホタルが見られるといいですね。
 放流活動が終了し、河浪さんから、これまでの6年生の活動に対して、感謝とお褒めの言葉をいただきました。そして、これからの活動として、カワニナの放流を何度か行ってほしいと話がありました。最後には、子ども達全員で、河浪さんへお礼と感謝の言葉を伝えました。
 祐徳稲荷神社の太鼓橋で記念写真を撮りました。素晴らしい活動をやり遂げた6年生のみんな、よく頑張りました!V!
 そして、川浪さん、これまで、子ども達への多大なるご支援、誠にありがとうございました。