2022年6月28日火曜日

6月27日(月)5年「古枝の恵み」学習会②

 この日の1、2時間目、ミカンの栽培をされている、PTA会長の小池真澄さんを講師にお招きし、「古枝の恵み」学習会を行いました。今日は、小池さんから、ミカンの栽培について疑問に思っていることをいろいろ聞いて学習を深めました。


 まず、子ども達は、古枝はミカン作りに向いているか?というテーマについて、自分達の考えを小池さんに聞いてもらいました。全部で4つの班が、自分達の考えを発表しました。
 早速、質問タイムです。この日の学習は、小池さんと質問でやり取りをしながら学習を深めていきます。子ども達から一斉に手が上がりました。
 子ども達からの質問の中には、「‟にじゅうまる”というミカンはなぜ美味しいのですか?」と、ミカンの品種に関する質問もありました。
 ‟にじゅうまる”は、西之香とい品種と太田ポンカンをかけ合わせて作られた佐賀県独自の品種で、20年の研究を経過して世の中に出てきたそうです。すごいですね。‟にじゅうまる”の構造についてもわかりやすく説明をしていただきました。さすが、小池さんですね。
 他にも、ミカンについてたくさんの質問が出ました。「美味しいミカンの選び方のコツは?」「ミカン作りで難しいところは?」「ミカンの害虫は?」「なぜ、平地ではなく山なのか?」等々。
 ミカンの値段がどのようにして決まってくるのか、流通の仕組みについても説明していただきました。生産者の手から離れてスーパーなどのお店にミカンが並ぶまでに、たくさんの人が関わっていることを知りました。
 また、鹿島にミカン栽培を広め、その発展に尽力した、古枝出身で明治の偉人「田島勝爾(たじまかつじ)」さんの話もしていただきました。小池さんのお家には、何と、田島勝爾さん直筆の掛け軸があって、今日は、それを持ってきていただきました。遺徳と書いてあって「後世に残る人徳や身体の豊かさは先祖のお陰」という意味だそうです。すごいですね。