2022年10月30日日曜日

10月28日(金)1年昔遊び体験交流会

 この日の2、3時間目、古枝地区老人会の皆さんをお招きして、1年生を対象に「昔遊び体験」を行いました。昔遊び体験は、昨年度から季節のいい10月末に実施するようにしています。子ども達は、地域のお爺ちゃん、お婆ちゃん達と一緒に、いろいろな昔の遊びを体験し、とても楽しい時間を過ごしました。


 はじめに、古枝地区老人会会長の野中さんから子ども達へ挨拶がありました。子ども達も「今日はよろしくお願いします!」と、大きな声で挨拶しました。子ども達の元気な姿を見ながら、思わずほほが緩むお爺ちゃん、お婆ちゃん達でした。
 子ども達は、グループに分かれて、順に6つの昔遊びを体験していきます。ここでは、「だるま落とし」を体験しました。子ども達は、一番下の積み木を木づちで叩いて取り除いていきます。だるまを落とさないように上手に叩いていかなければなりません。悪戦苦闘の子ども達。なかなか難しいですね。
 ここは、「おはじき」をして遊ぶコーナーです!遊びながら、お婆ちゃん達との会話も弾みます。
 ここでは、「お手玉遊び」を体験するコーナーです。お婆ちゃんにお手玉を習いました。とっても上手にお手玉をするお婆ちゃん達に、子ども達もビックリしていました。
 お爺ちゃん達から「けん玉遊び」を習いました。けん玉を皿の上に載せるのがなかなか難しかったですが、お爺ちゃんからコツを習って何度も挑戦しました。けん玉が皿の上に乗った時には、大きな歓声が上がりました。
 「独楽回し」にチャレンジです!お爺ちゃんに習ったら、上手く独楽が回りました。回っている独楽を見ながら大いにはしゃぐ子ども達でした。
 運動場では、「竹馬遊び」が行われています。お爺ちゃん達から、竹馬の乗り方のコツを習った子ども達は、たちまち上手に竹馬を操作できるようになりました。さすが!子ども達ですね。
 あっという間に、昔遊び体験交流会の時間が過ぎました。「今日は、僕達、私達とたくさん遊んでくれてありがとう!」子ども達から、お爺ちゃん、お婆ちゃん一人一人に、感謝の気持ちを込めた折り紙のチューリップのプレゼントが手渡されました。
 最後に、昔遊びを教えてくれた、お爺ちゃん、お婆ちゃん達と一緒に、記念写真をパチリ!今年も、老人会からたくさんの方々が、1年生の昔遊びに参加してくださいました。子ども達も、とっても楽しい時間を過ごすことができました。ご協力いただきました、老人会の皆様、誠にありがとうございました。


2022年10月29日土曜日

10月27日(木)6年修学旅行④ ~グラバー園・他

 10月27日(木)の午後、南山手地区フィールドワークを行いました。子ども達は、4つの班に分かれて、出島ワーフを出発、グラバー園を目指しました。グラバー通りでは、お土産を買ったりして、修学旅行最終日を大いに楽しみました。


 3つの班が、オランダ坂を目指します。石畳の急坂をヨッコラショ、ヨッコラショ、フー、フー、汗をかきかき、オランダ坂を登ります。さすが、坂の街、長崎ですね!
 オランダ坂を通った3つの班が、途中立ち寄ったのが、長崎孔子廟・中国歴代博物館です。長崎は、昔から中国とも交易を盛んに行っていました。館内には、中国国宝級の展示物が多数展示してあり、子ども達は、それらを見ながら、驚きの声を上げていました。中国三千年の歴史はやはりすごいですね。
 一方、長崎市べっ甲工芸館に行った班もありました。べっ甲工芸品は、ウミガメの一種である「タイマイ」の甲羅を使った日本の伝統工芸品です。館内には、数々の貴重なべっ甲工芸品が展示してあり、その美しさに、子ども達の目も釘付けとなっていました。
 中継地点のグラバー通り入り口です。どの班も順調に中継地点に到着!いよいよグラバー園を目指します。
 さあ、最終目的地のグラバー園に向かいます。長い長いエスカレーターに乗って登っていきます。目的地のゴールまでもうすぐです。
 最終目的地のグラバー園に到着した班ごとに、記念写真をパチリ!稲佐山もよ~く見えますね。次は、いよいよ本日のメインイベントである‟お買い物”でーす!
 さあ、お待ちかねのお買い物の時間です。さて、だれでしょう?男の子達は、早速、変な?物を買っておどけています。まあ、何はともあれ、楽しいのが一番ですね。
 家族へのお土産がいっぱい買えました!ブイ!これからバスが待つ四海楼前駐車場に向かいます。あっという間に過ぎた2日間、楽しい思い出がたくさんできた修学旅行でした。


2022年10月28日金曜日

10月27日(木)6年修学旅行③ ~眼鏡橋・出島・他

 修学旅行2日目、今日の天気は曇り、でも、雨は降らないという予報が出ていました。 今日は、異国情緒豊かな長崎の歴史・文化について学びます。子ども達の2日目の活動の様子を紹介します。


 はじめに、長崎歴史文化博物館に行きました。ここは、江戸時代に長崎奉行所が置かれていた場所で、当時の建物を復元して博物館としたものです。長崎ならではの海外交流史をテーマに、多数の貴重な資料が展示してあります。子ども達は、数々の展示物を食い入るように見ながら、熱心にメモを取っていました。
 博物館の中に、お奉行がお白州でお裁きをする場所がありました。子ども達の「有罪!」という裁きに神妙に頭を下げているのは、柿原先生です。子ども達から歓声が上がります。古枝小恒例のワンシーンでした。
 長崎歴史文化博物館を後にして、次に向かったのは、立山防空壕です。太平洋戦争中、空襲警報が発令されると、県知事ら主だった人達がここに集まり、警備や救援・救護等の指揮、連絡手配などが行われていました。
 原爆投下時、この場所から、想像を絶する原爆被害を国に報告し、それと同時に、救援・救護の手配を指示したり、県外などに応援を求めたり、様々な対応を行いました。子ども達も、当時のことを想像しながら防空壕の中を見学していました。
 次に向かったのは、眼鏡橋です。1634年に造られた日本初のアーチ式石橋として有名ですが、子ども達は、この歴史的な遺産よりも、アイスクリームのようですね。満面の笑みで記念写真。ハイ、ピース!パチリ。
 眼鏡橋でもう一つ有名なのが、ハートストーンです!ハートストーンを見つけて、女の子達が集まります。みんなこぞってハートストーンに手を当てて、愛のパワーをもらっていました。素敵なボーイフレンドができればいいですね。
 次に向かったのは、出島資料館です。みんな、元気ですね~!
 資料館に入り、まずは、出島のミニチュア(実物の1/15)の前で、記念写真をパチリ!その後、出島内の様々な史跡などを見学です。出島は、約380年前、鎖国時代の日本で、唯一外国に開かれていた貿易の窓口でした。子ども達は、当時の異国情緒を味わいながら、鎖国期の復元建物や貴重な出土品などを見学していました。
 出島資料館を後にして、次に向かったのは出島ワーフです。長崎港と稲佐山をバックに記念写真をパチリ!みんないい笑顔をしていますね。
 出島ワーフでランチタイム!長崎名物のトルコライスです。いただきまーす!うまい!ガッツリ食べて元気モリモリ!大満足の子ども達でした。


10月26日(水)6年修学旅行② ~平和学習フィールドワーク・他

 この日の午後、平和学習ボランティアの方を3名お招きして、浦上地区で平和学習フィールドワークを行いました。その後、片足鳥居と被爆クスを見に行きました。子ども達にとって大変充実した素晴らしい平和学習となりました。


 3つの班に分かれて、ボランティアの方の説明を聞きながら、平和学習フィールドワークを行いました。スタートは、爆心地公園からです。子ども達は、爆心地公園の慰霊碑の上空500mで原子爆弾が炸裂したことを知りました。
 これは、爆心地公園内に移設されている、被爆した浦上天主堂の外壁の一部です。子ども達は、このような被爆遺跡が至る所に残されている意味を知り、あらためて平和の尊さを感じ取っていました。
 ここは、被爆当時の地層が保存されています。原子爆弾によって破壊された家の瓦やレンガ、焼けた土や溶けたガラスなどがそのままの状態で見られるようになっています。原子爆弾の破壊力や怖さをあらためて実感する子ども達でした。
 次に、平和公園へ移動しました。平和公園では、まず、‟平和の泉”に設置されている、ある少女の手記を見ました。子ども達は、原子爆弾によって、からだ全体が焼けただれ、のどが渇き、水を求めて亡くなっていった多くの犠牲者の方々の冥福を祈り、あらためて「平和」を誓いました。
 また、平和祈念像についての説明を聞きました。像の天を指さした右手は、「原爆の脅威」を表し、水平に伸ばした左手は「平和」を、軽く閉じた瞼は「原爆犠牲者の冥福を祈る」という思いを表したものであることを知りました。
 ここは、山里小学校です。山里小学校は、爆心地から約700mの場所にあり、原子爆弾によって校舎北側の1、2階を残して倒壊しました。犠牲者は、先生と児童1,581人のうち、1,300人程度が一瞬のうちに亡くなりました。敷地内にある、永井博士が建立した‟あの子らの碑”に向かって、平和への誓いを立てました。
 山里小学校の次に訪れたのは、永井博士が晩年、2人の子ども達と暮らした‟如己堂”です。「己の如く隣人を愛せよ」という意味から‟如己堂(にょこどう)”と名付けられました。子ども達は、畳2畳の小さな部屋を眺めながら、永井博士が願った「恒久平和」と「隣人愛の精神」の象徴となっていることを知りました。
 如己堂を後にして、最後の見学地「浦上天主堂」に行きました。浦上天主堂は、明治28年に起工し、約30年間の歳月をかけて建てられた東洋一の教会でしたが、原子爆弾が投下され、一瞬のうちに爆風で崩壊しました。子ども達は、再建された浦上天主堂を見上げながら、あらためて平和の尊さを感じていました。
 平和学習フィールドワーク終了後、みんなで、平和学習の最後の見学地である片足鳥居を見に行きました。この鳥居は山王神社の参道にある鳥居で、もともと4つの鳥居があったそうですが、原爆による爆風で、この一本柱の鳥居だけが残ったということでした。約75年前の被爆を乗り越え、今でもバランスよく立ち、参道を行き交う人たちを見守っています。
 片足鳥居をくぐった先の参道に、倒壊したもう片方の鳥居が倒れたまま置いてありました。子ども達も、神妙な面持ちで倒れた鳥居を見ていました。
 山王神社に到着!山王神社の入口には、あの有名な樹齢500年と言われている被爆クスノキがありました。この大クスは、約75年前、原爆によって幹が焼かれ、葉も枝も燃え尽きたそうです。しかし、2年後、奇跡的に芽が吹きだし、現在では枝葉が豊かに茂り、その生命力をみなぎらせています。長崎出身のシンガーソングライター、福山雅治さんがこのクスノキの歌を歌っていることでも有名です。ぜひ、ユーチューブで視聴してみてください。
 被爆クスノキの大きな樹洞(木の穴)を覗きました。樹洞からは、クスノキ独特の強い匂いが漂ってきました。子ども達は、被爆クスノキの強い匂いを感じながら、クスノキが今もたくましい生命力を感じました。
 被爆クスノキの大きな幹に手を触れて、クスノキのパワーをもらう子ども達。大いにご利益がありそうですね。
 今日の活動がすべて終了し、ホテルに到着!「あ~、疲れた―――!」自分達のベッドにバタンキューです。お疲れ様でした。歩き疲れましたね。
 自分達の部屋で一休みした後、18時30分から、楽しい夕食の時間が始まりました。充実した一日を振り返りながら、子ども達の会話が弾みました。
 夕食が終わり、それぞれの部屋に戻ってフリータイムです。トランプやUNOをしたり、おしゃべりなどをしたりして、楽しい時間を過ごしました。
 部屋の中で、大いにはしゃぐ女の子達。みんなで、ジャーンプ!パチリ!記念の一枚ですね。明日も元気で頑張りましょう!


10月26日(水)6年修学旅行① ~平和集会・他

 10月26日(水)雲一つない澄みわたる青空の下、6年生の長崎修学旅行がスタートしました。2日間にわたり実施された修学旅行、本年度もコロナ対策を講じながらの実施となりましたが、6年生全員の頑張りによって、素晴らしい修学旅行となりました。

 それでは、修学旅行中の子ども達の活動の様子について、4回に分けて紹介します。


 9時10分、平和公園に到着!長崎の空も、澄みわたるさわやかな青空がいっぱいに広がっています。まずは、この平和祈念像の前で記念写真をパチリ!その後、平和集会を行うため、みんなで爆心地公園へ向かいました。
 爆心地公園は、今から約75年前の1945年8月9日11時2分、原子爆弾が落とされた場所です。今年も、この爆心地で、平和集会を行いました。はじめに、平和への祈りを込めた千羽鶴を捧げました。
 次に、平和への誓いの言葉です。慰霊碑に向かって、一人ひとり「平和」へのメッセージを大きな声で力強く宣言しました。
 そして、誓いの言葉の後、みんなで「折り鶴」を合唱しました。「♪~生きてきてよかったー。それを見つけたくて、長崎の街から、私は歩いてきた~。この胸の痛みを歌声に託して、焼け跡の下から~、ここまで歩いてきたー♬」6年生28名が力強く歌い上げました。
 今では、原爆による犠牲者は18万人を超えています。これら天国へ旅立った十数万人の犠牲者の皆さんへ、6年生の平和へのメッセージや素晴らしい歌声がしっかりと届いたことだと思います。
 合唱後、平和への祈りを込めて、千羽鶴を奉納しました。
 奉納した後、全員で1分間の黙祷を捧げ、平和集会が終了しました。さすが!6年生。素晴らしい平和集会でした。
 平和集会が終わり、みんなで原爆資料館へ行きました。いよいよ平和学習のスタートです!展示会場に入ると、すぐ正面に、原子爆弾が長崎に落とされた時間、11時2分を指す当時の柱時計が展示してありました。
 はじめに見学した展示エリアでは、原子爆弾が投下された直後の浦上天主堂の惨状が再現されていました。原爆の破壊力や恐ろしさが伝わってきます。
 長崎の町の模型上に、モニターによって原爆が投下された様子が映し出されています。原爆が投下された時の爆風や熱線、火災などの広がりがよくわかりました。
 長崎型原子爆弾(ファットマン)の実物大模型です。長崎型原爆は、周りの火薬でプルトニウムを核分裂させたと記してありました。子ども達も、しっかりとメモを取っていました。
 熱線による被害がよくわかる物がたくさん展示してありました。原子爆弾の威力、そして、恐ろしさがあらためて伝わってきました。子ども達も、これらの展示物に目が釘付けとなっていました。
 本日午前中の平和学習のメインイベントである、被爆者体験講話が原爆資料館平和学習室で、11時より行われました。この講話の語り部としてお招きしたのが、当時8歳で被爆した、市丸彪(いちまるたけし)さんです。当時の悲惨な体験と平和への思いを語っていただきました。
 市丸さんのお話に身じろぎもせず、一言も聞き漏らさないよう一生懸命に聞きながらメモを取る子ども達の姿にとても感心いたしました。高齢のため被爆者の数が年々減ってきている現状の中、大変貴重なお話を聞けたことに感謝感謝です!
 被爆者体験講話が終わり、再び爆心地公園に戻ってきました。ここで、お弁当タイムです!天気もよく、心地よいさわやかな風が吹く中、会話も弾み、ゆっくりとした時間をみんなで過ごしました。
 お弁当を食べ終わり、しばしフリータイムです。その間、爆心地公園のベンチに腰を下ろしていたアメリカ人と片言の英語を使っての交流タイムとなりました。聞くところによると、6年生の方から声を掛けたそうです。さすが!6年生ですね。思い出の国際交流となりました。