2022年11月30日水曜日

11月30日(水)佐賀県学習状況調査

 全県下一斉に、4、5、6年生を対象とした、佐賀県学習状況調査が始まりました。この日は、4、5、6年生とも、国語、算数の学力テストがありました。明日12/1は、6年生だけの学力調査で、教科は理科と社会の2教科です。この一年間の学習の成果が試される日です。どの学年の子ども達も、時間いっぱい、最後まで一生懸命に取り組みました。


 さあ、スタートです!問題用紙をめくる音が一斉にします。これまで同様、問題の文章量が多く、まずは読解力が試されます。あわてず、落ち着いて取り組みましょう!
 6年生は、4月の全国調査では、国語は、県の正答率と同値、そして、これまで大の苦手だった算数が、全国及び県の平均正答率を超える素晴らしい成果を残しました。あれから半年、結果はどうでしょうか?これまで以上に、みんな頑張って授業に参加していました。今回も、その成果が出るといいですね。
 5年生は、昨年(4年生時)初めての学習状況調査でしたが、国語、算数とも県平均を超える成果を上げました。5年生になってからは、学習内容もかなり難しくなっています。さて、今回の結果がどうなるか?楽しみですね。
 4年生は今回、学習状況調査初体験です。戸惑いつつも、よく頑張って問題に取り組んでいました。結果はさておき、4年生にとっては、最後まであきらめずに頑張ることが何よりも大切ですね。4年生は、これからです!ファイト、4年生ー。


2022年11月29日火曜日

11月29日(火)第5回全校朝会(体育館)

 この日の朝の時間、本年度第5回目の全校朝会が体育館にて行われました。11月下旬より県内の感染者数が徐々に増加し憂慮すべき状況となってまいりましたが、新型コロナ感染対策をしっかりと取りながら、通常通り実施することにいたしました。


 いつも通り、間隔をとって整然と整列します。「おはようございます」元気な朝のあいさつが体育館に響き渡ります。
 今日の校長先生の講話は、W杯カタール大会についての話です。子ども達は、日本人サポーターの清掃活動(ゴミ拾い)が、全世界から大喝采を浴びていることを知りました。
 そして、日本人の美徳と共に、日本人サポーターの清掃活動を通して、相手に「敬意と礼節を示すことの大切さ」が、世界中に大きな広がりを見せていることを知りました。
 校長先生の話の後、生活指導担当の柿原先生から、「ルールを守ることの大切さ」について話がありました。
 楽しい学校生活を送るためには、ルールを大切にしていくこと、そして、キーワードとして次の3つのことについて話がありました。「信頼関係」「責任ある行動」「想像する力」です。みんな、忘れないようにしようね。


2022年11月17日木曜日

11月17日(木)1、2年おもちゃ祭り

 この日の2、3時間目に、1、2年生は「おもちゃ祭り」を行いました。この「おもちゃ祭り」は、2年生が企画開催したものです。2年生は、これまでの生活科の時間を使って、1年生を楽しませるために、おもちゃの制作に取り組んできました。


 はじめに、2年生による開会式が行われました。自分たちで作ったおもちゃの遊び方を説明しました。それを聞いた1年生は、2年生が作ったおもちゃに興味津々、ワクワク、ドキドキでした。
 2年生のおもちゃ遊びのチームは全部で10チーム。1年生は順に、10箇所に設置されたおもちゃ遊びのチームを回り、おもちゃ遊びを全て体験します。ここは、「ピョンピョン遊び」チームです。やる前から、なんか、ワクワクしますね。
 ここでは「とぶ遊び」が行われています。上から落下させて、上手く着地できるかな~。
 ここは、「つり遊び」チームの遊び場です。さあ、どんなものが釣れるかな~。釣り糸の先に付けた磁石で獲物を狙います。ガンバレ!1年生。
 ここは、「サッカー&ホッケー遊び」チームです。遊び方を熱心に説明する2年生。1年生も熱心に説明を聞いています。
 段ボールで作った傾斜のあるコースをどこまで転がるのか、ゲーム開始です。
 ここは、「トコトコ」遊びチームの遊び場です。動物の足に、洗濯ばさみが付けてあり、トコトコ、トコトコ、・・・動物を動かしていきます。よ~い、ドン!だれが一番にゴールするのかな。
 ここは、「めいろ遊び」にチャレンジです!箱の中に割りばしで迷路が作られています。手で操作しながらゴールを目指します。ガンバレ!1年生。
 ここは、「まと当て遊び」Bチームの遊び場です。輪ゴム銃から飛び出した輪ゴムが上手く的に当たるかな。2年生が、輪ゴム銃の操作の仕方を教えるのですが、女の子には、なかなか上手くいかないようです。
 ここは、「まと当て遊び」Aチームの遊び場です。的が2階建てになっています。ゴム銃を使って的をねらいます。輪ゴムが見事、的中!歓声が上がります。さすが、男の子ですね。
 ここは、「弓矢遊び」が行われています。的をねらって、割りばしの矢を射かけます。的に当たり、大きな歓声が上がります。子ども達も大いに盛り上がっていました。
 あっという間に、楽しい時間が過ぎ、閉会式となりました。みんなで「おもちゃ祭り」の振り返りを行いました。1年生からは「どのおもちゃもとっても楽しかったです!」と感想が述べられました。1、2年生の笑顔と歓声が体育館中に響き渡った、楽しい楽しい交流会でした。


11月16日(水)5年竹ノ木庭水道見学ウォーク

 この日の5、6時間目、5年生は、竹ノ木庭地区へ行き、実際に竹ノ木庭水道を歩いてみました。子ども達は、現地見学をすることで、先人の人達が米作りのためにいかに「水」を大切にしてきたのか、その強い思いや水への感謝の気持ち、水を得るための労苦などを感じ取りました。


 市のマイクロバス2台を貸し切って竹ノ木庭地区に到着。竹ノ木庭水道見学ウォークにワクワク感でいっぱいの子ども達です。
 バスを降りた場所から坂道を下ってすぐのところに、竹ノ木庭水道から引かれた水を貯めてあるため池がありました。覗くと、水が透き通っていて、陽の光でキラキラ輝いています。「わぁ~きれいー!」覗き込む子ども達から思わず感嘆の声が上がります。
 さあ、いよいよ竹ノ木庭水道見学ウォークのスタートです!水道に沿って、ゴールの水源を目指します。
 水道に、木漏れ日が差し込んできて、ほんと気持ちいいですね。
 水道を流れる水の水面に木漏れ日の光が当たり、流れる水がキラキラと輝いて、とてもきれいですね。
 途中、水道の上にかけてあるU字溝がありました。これは、山手から流れてくる土砂などが混じった水が水道に入らないように設置されているものです。水道の水がきれいに保たれるように工夫がしてあるのですね。子ども達も、なるほど!と大きく頷いていました。
 滑らかな傾斜の水道が敷かれていて、その中を冷たい透き通った水が気持ちよく流れています。約200年前の竹ノ木庭住民の方々の土木技術の素晴らしさを感じます。
 歩く距離(水道の長さ)は、約1㎞です。ゴールの水源まで、あと少し。ガンバレ!5年生。
 歩くこと約40分、ゴールに到着!ここで、子ども達は、校長先生から水源についての現地説明を聞きました。
 校長先生の現地説明の後、ゴール地点に竹ノ木庭の山から引かれている地下水をみんなでいただきました。子ども達から「冷たーい!」「とっても美味しい~!」と歓声が上がります。これこそ、山の恵みのありがたさですね。
 ゴール地点から、さらに上流の方にも水道が引かれています。これは、200年ほど前に造られた当時の姿の水道です。今も、30m近く残っています。細い水道が手作業で造られた跡を見て、子ども達は大いに感心していました。
 竹ノ木庭水道見学ウォークを終え、最後に、ため池の堤の上で、みんなで記念写真です。竹ノ木庭水道ー、サイコー!
 記念写真を撮った堤の上から、遠くに有明海が見えました。竹ノ木庭水道を造った当時の人達も、こんな素晴らしい光景を見ていたんでしょうね。竹ノ木庭地区の皆さん、今年も事前に除草作業等の環境整備をしていただき、ありがとうございました。意義深い学習会となりました。


2022年11月16日水曜日

11月15日(火)5年竹ノ木庭水道学習会

 本日の2時間目、5年生は、鹿島市民図書館学芸員の高橋研一さんをお招きし、竹ノ木庭水道学習会を行いました。この学習会は、5年生の米作り体験学習の一環として企画実施しているもので、本年度で3回目となります。


 まず、高橋さんから、竹ノ木庭地区がどこにあるのか、航空写真を見ながら、説明がありました。谷間が古枝の中尾地区です。竹ノ木庭地区がいかに高い標高にあるのかが分かります。
 竹ノ木庭地区の写真を見せていただきました。こんな高い標高の土地に豊かな田園が広がっています。これこそ、竹ノ木庭水道から引き入れた水の恵みです。
 さて、竹ノ木庭地区の人達は、一体どこからやってきたのでしょうか?竹ノ木庭地区の神社に残っている鐘にヒントがありました。
 鐘に彫られている文字を見ると、「西葉」という地名が載っています。そうです。竹ノ木庭地区の人達は、七浦の西葉地区からやってきたことが分かります。
 航空写真から七浦の西葉地区を確認します。子ども達は、竹ノ木庭地区の人達の先祖が、こんな遠いところから山地を登り、遠回りをしながら竹ノ木庭地区に移り住んだことを知り、大いに驚いていました。
 竹ノ木庭水道の水源の写真を見せてもらいました。ここが、竹ノ木庭水道のゴール地点です。こんな山深い場所から水を引いてきたんですね。そして、この水源に、当時の竹ノ木庭地区の人達が祀った水神様があることも知りました。
 竹ノ木庭水道の写真を見せていただきました。全長約1㎞あるそうです。明日、この水道を歩いて水源まで行きます。高橋さんから子ども達へ「明日、しっかりと見てきてください!」と話がありました。
 高橋さんの話は、子ども達にとって、とても分かりやすく面白い内容でした。子ども達は、高橋さんから、竹ノ木庭の地名の由来や水道の歴史、嶽水道と竹ノ木庭水道との違いなどの話を聞き、竹ノ木庭水道についての知識を深めました。明日は、竹ノ木庭水道見学ウォークです。今日学習してきたことを現地でしっかり感じ取ってきます。


2022年11月13日日曜日

11月11日(金)4年UD講座② 視覚障がい者との交流Ⅱ

 4年生は、一日フリー授業参観の日の5、6時間目を使って、第2回UD講座を行いました。今回も、視覚障がい者の山下さんご夫婦、視覚障がい者支援部「てんとうむし」や佐賀県県民協働課の皆さんに来ていただき、前回の学習を生かして、視覚障がい者の方との交流活動に取り組みました。


 まずは、本日の交流活動の内容と流れについて説明がありました。今回は、A班、B班の2つの班に分かれて活動を行います。1つの班は、山下さんご夫婦に学校の施設を案内する「学校案内」活動です。もう1つの班は、点字を学びます。この2つの活動を2班が交互に行っていきます。
 いよいよ本日の交流活動のメインイベントである「学校案内」活動です。A班の子ども達が、山下満枝さんを上手にリードしながら、運動場の遊具広場に向かいます。
 子ども達が、遊具広場でまず案内したのは、吊り輪です。山下満枝さんにも、吊り輪にぶら下がってもらい、感覚を体験してもらいました。
 次に、ブランコです。目が見えない山下満枝さんがわかるように、ブランコに触ってもらいながら、一生懸命説明します。
 そして、ブランコにも乗ってもらい、乗った時の感覚を体験してもらいます。子ども達の山下満枝さんのことを考えながら案内する姿が素敵です。
 山下光義さんを案内する班は、放課後クラブの建物を案内しています。放課後クラブの説明もしっかりと伝えていました。
 山下光義さんにも遊具の紹介をしました。子ども達は、どんな遊具なのかをイメージしてもらうために、ロープやたくさん積んであるタイヤなどに直接触れてもらいながら一生懸命に説明をしました。
 実際に、山下光義さんにロープをつたって登ってもらい、どんな風に遊ぶのかを体感してもらいました。山下さんも大いに楽しんでいました。
 次に、運動場の南門にある二宮金次郎像を案内しました。実際に、二宮金次郎像に触ってもらいました。
 次の紹介する場所に向かう子ども達。山下さんをしっかりとリードしながら、会話が弾みます。子ども達も、移動する間、山下さんへいろいろなことを質問していました。山下さんも、子ども達にいろんなことを尋ねます。さらに、相互理解が深まってきます。
 A班が山下さんご夫婦を学校の案内をしている間、B班は、教室で、点字の学習を行いました。まず、視覚障がい者支援部「てんとうむし」の南さんから、点字について説明がありました。
 点字を作るボードを使って、点字作成に取り組む子ども達。山下さんへのメッセージを一生懸命作っています。
 6時間目は、B班の子ども達が学校案内を行います。山下満枝さんを上手にリードしながら、まず訪れたのは、体育館です。
 体育館では、体育館倉庫を案内しました。体育館倉庫の説明をした後、倉庫にあったバスケットボールを触ってもらいました。
 一生懸命にパソコンのことを説明する子ども達。そして、山下さんには、子ども達が使っているパソコンにも触ってもらいました。
 中庭にある遊具を案内しました。山下さんにシーソーに乗ってもらい、どんな遊具なのかを体感してもらいました。
 自分達で作った点字のメッセージを山下さんに手渡します。子ども達が作った点字のメッセージには、自分の名前や好きな物が書いてあります。山下さんに読んでもらい、点字が正しく書けているのか、確認してもらいました。山下さんは、子ども達が一生懸命に作ったメッセージにとっても感激されておられました。
 今日の交流活動が終わり、視覚障がい者支援部「てんとうむし」の南さんから「古枝小学校の心のバリアフリーは満開です!」と最高のお褒めの言葉をいただきました。それを聞いて、子ども達の顔も笑顔で満開になりました。
 子ども達からのお礼の言葉に答える山下さん。山下さんから子ども達に「鹿島の町で遭ったら、声をかけてください」と話があり、「ハイ!」と大きな声で返事する子ども達でした。