2022年6月23日木曜日

6月23日(木)5年「古枝の恵み」学習会①

 5年生は、米作り体験学習の合間の総合的な学習の時間を使って、「古枝の恵み」学習会をスタートさせました。「古枝の恵み」とは一体何か?子ども達は、古枝の特産物を考え、「古枝の恵み」を「お米」と「ミカン」と捉え、学習を深めていくことにしました。

 この日は、「古枝の恵み」学習会の第1回目です。1、2時間目に、佐賀県農業試験研究センター作物部長の三原実さん(奥山在住)を講師にお招きし、「お米」について学習を深めました。


 まず、子ども達は、古枝はお米作りに向いているか?というテーマについて、自分達の考えを三原さんに聞いてもらいました。全部で4つの班が、自分達の考えを発表しました。
 発表を聞いた三原さんは、古枝のような山間地の米作りと干拓地のような平地での米作りの違いについて子ども達に話をされました。平地では、大型の機械を使って米作りを行っているが、山間地ではそれができない、など。
 また、米作りに必要な水は、山間地では、川から直接、水を引いてくるが、平地では、ポンプなどの施設を作らって水をくみ上げなければならない、とか・・・。
 また、山間地では、大雨などで川が氾濫し、大きな災害が発生するとか・・・。山間地と平地での米作りの良い点と弱点について、三原さんが子ども達に説明していきます。
 また、米作りの環境について、田んぼに住む様々な生き物の生態系の視点からも話をされました。子ども達も、三原さんの話をしっかりとメモに取っています。
 三原さんの話を聞いた子ども達から次々と質問が出されます。
 子ども達は、お米作りは温かいばかりでもよくない。平均気温が25℃前後が適しているということを知りました。子ども達は、質問を通して、学習を深めていきます。
 また、有機栽培とは、化学肥料や化学農薬を使わない栽培方法のことで、お米も高く売れますが、手間が大変かかるということを知りました。有機栽培ができるのは、山間地?平地?どちらでしょうね。
 あっという間に終了時間となりました。今日の学習について、みんなでお礼を言いました。今日は、米作りについて、三原さんからたくさんのことを学びました。「古枝は米作りに向いているか?」さてさて、子ども達は、どのような結論を導き出すのでしょうか。これからの学習が楽しみにですね。