2022年10月25日火曜日

10月25日(火)4年防災学習④ 災害ゴミを考えよう!

 この日の4時間目、4年生は、第4回目となる防災学習を行いました。この日にゲストティーチャーとしてお招きしたのは、中尾地区にある鹿島環境整備社社長の小野原伸さんです。災害ゴミのエキスパートです。本日の学習のテーマである「災害で大量に発生した大量のゴミはどうなるのだろう?」について、一緒に考えてもらいました。


 まず、小野原さんから子ども達へ「自然災害って、どんな災害を思いつきますか?」と質問が出されました。子ども達から「地震」「津波」「台風」「大雨」・・・等々、たくさんの答えが返ってきました。
 小野原さんから、昨年の夏に発生した豪雨による武雄市の水害の様子を見せていただきました。復旧した街の様子の写真と対比しながら見せていただいたので、水害の様子がよくわかりました。子ども達も大いに驚いていました。
 大町町の水害の様子も、復旧後の様子と対比しながら見せていただきました。子ども達は、あらためて水害の恐ろしさを感じ取っていました。
 水害が発生すると大量の災害ゴミが発生します。この災害ゴミは、一体どうなるのでしょう?今回の学習のテーマに迫ります。
 まずは、大量の災害ゴミを取りあえず一カ所に集める場所を設置しなければなりません。それが、仮置き場です。子ども達は、仮置き場の存在を初めて知りました。
 この仮置き場は、様々なゴミがごちゃ混ぜに置いてあります。これだと、集めた後が大変です。分別をしないと廃棄することができません。子ども達は、仮置き場の問題点を知りました。
 次に見せていただいたのは、一昨年前に発生した大雨で浜川が氾濫した時の水害の写真です。被害に遭われた山口さんのお家の様子です。上流の方から大量の災害ゴミが流れついていました。子ども達も大いに驚いていました。
 浜川が氾濫した時に発生した災害ゴミの仮置き場の写真を見せていただきました。この仮置き場では、様々な災害ゴミをきちんと分別して置いてありました。整然とした様子が写真からよくわかります。災害ゴミを運んで来た時に、運んできた人が分別して置くことがとても大事であることを知りました。
 また、子ども達は、大きな災害の時は、佐賀県内からたくさんの同業者の方々が無償で応援に駆け付け、災害ゴミの収集を手伝っていただいていることを知りました。子ども達は大いに感心していました。
 子ども達は、鹿島市が行っているゴミの分別についても教えてもらいました。日頃から、環境のことを意識し、ゴミの分別に取り組むことの大切さを学びました。
 最後に、今日の学習を振り返っての感想発表です。多くの子ども達から、今日の学習が大変ためになったことが発表されました。小野原さんからは最後に、「もし災害があったら一番大事なのは、自分や家族の命です。できるだけ早く非難してください!」と話がありました。子ども達も大きな声で「ハイ!」と返事をしていました。