2022年10月12日水曜日

10月12日(水)4年防災学習③ 鹿島市の取組

 この日の3、4時間目に、鹿島市役所総務課防災係の方をお招きして、鹿島市が取り組んでいる防災の取組、すなわち「公助」について学習会を行いました。


 前回の学習会では、地域の取組、すなわち「共助」について公民館や消防団の防災の取組を学習しました。今日は、鹿島市の取組について学習します。鹿島市はどんな取組をしているのかな?子ども達も興味津々です。
 鹿島市で、これまで起こった大雨や洪水の被害状況について話がありました。子ども達は、過去、鹿島市に大きな被害をもたらした水害が2回あったことをしりました。
 その1つが、昭和38年7月8日に行った大雨による水害です。起こった日付をとって「7・8水害」と呼ばれています。当時の被害を写した写真を見ながら、子ども達は驚きの声を上げていました。
 2つめは、昭和51年に起こった台風による水害です。子ども達は、鹿島市が水没している写真を見ながら、大いに驚いていました。
 次に紹介されたのが、一昨年前(令和2年)の7月に起こった西日本豪雨の際の被害です。子ども達は、古枝地区の被害の様子を写真を見ながら、当時のことを思い出し、水害の恐ろしさを改めて実感していました。
 令和2年7月の水害の際は、古枝地区の総雨量が1,018mbでした。最も被害が大きかった7・8水害の時の総雨量は、742mbです。ここで防災係の方から質問です。「7・8水害よりも令和2年7月の水害の方が雨量が多かったけど、被害がおさえられていた。それはなぜでしょう?」さあ、シンキングタイムです!
 子ども達からたくさんの意見が出されました。「対策が進んだ」「天気予報がよく当たるようになった」「ダムができた」「防災無線がある」等々。さすが、4年生。すべて正解です!
 「令和2年7月のような大雨が降ると、どんな準備が必要だろう?」についても考えました。「防災マップを事前に見ておく」「非常食や飲み物、懐中電灯を準備する」「バッテリーを備える」等々、たくさんの事前の対策が子ども達から出されました。
 台風クイズでも、台風が近づく前に準備しておくものについて考えました。台風も、子ども達にとって身近な自然災害です。たくさんの意見が出されました。
 子ども達は、避難するときに必要な物についても考えました。そして、事前に、家族のみんなと話し合っていることが大切だということを確認しました。
 社会の教科書にも、非常時に持ち出す品物のリストが載っていたので、みんなで確認しました。
 最後に、防災係の方から「災害はいつ起こるかわかりません。そこで、家族で、学校で、地域で、日頃から助け合い、防災について話し合いなどをして、災害の備えをしっかりとしときましょう!」そして「自分の命を守る行動をしっかりと取りましょう!」と話がありました。子ども達も「ハイ!」と力強く応えていました。