2021年6月4日金曜日

6月1日(火)3年「面浮立」学習会

 3年生は、この日2、3時間目に、木彫師の小森惠雲先生(杉彫)をお招きして、「面浮立」の学習会を行いました。子ども達は、惠雲先生から「面浮立」のことについてたくさん学び、そして、地元の伝統文化を大切に守ってほしいという惠雲先生の思いを知りました。


 まず、惠雲先生から、面浮立の由来や、なぜ鹿島で盛んに行われるようになったのか?、最も古い浮立面は5百年前に作られた面で、今も現存している、など、面浮立の歴史にちなむ話をしていただきました。
 昔は、全て手彫りで面を作っていたため、浮立面の種類も様々で、その土地土地で少しずつ形や大きさ、鬼の表情などが違っていることを、子ども達は知りました。
 面浮立の踊りの衣装も、七浦の音成を境にして違っていることも知りました。
 浮立面には、オスの面とメスの面があり、口を閉じているのがオスの面、口を開いているのがメスの面であることを知りました。神社の狛犬も同じであると知り、子ども達から「へェ~」と驚きの声が上がっていました。
 子ども達は、惠雲先生から学んだことをしっかりとメモしていきました。子ども達が、面浮立のことに興味を持って、一生懸命に学んでいるのがわかります。
 惠雲先生の話が終わり、休み時間になりました。子ども達は一斉に、惠雲先生のところに集まってきました。好奇心旺盛な子ども達です。
 子ども達は、鬼の面に直に触れたりして、重さや肌触りや鬼の表情などを確かめています。そして、惠雲先生にいろいろ質問をしていました。まだまだ知りたいことがいっぱいあるようですね。
 浮立面を実際にかぶってみる子ども達。「どんな感じかな~?」「僕にもかぶらせてよー!」「順番だよー」と、子ども達のはしゃぐ声が教室に広がります。ほんと、賑やかですね~。とっても楽しそうな子ども達でした。
 シャグマ(赤熊毛)もかぶってみました。「こんな感じかな~。」「カッコいいよー!」子ども達は、面やシャグマなどに、実際に触れてみることで、多くのことを学んでいました。