2021年6月19日土曜日

6月16日(水)6年「ホタルの里」復活大作戦Ⅶ

 6年生は、この日の午後、古枝ホタル保存会会長の河浪丘さんのご指導の下、ホタルの幼生約4、000匹と、幼生のエサとなるカワニナ約300匹を、祐徳稲荷神社外苑内の水路や下古枝地区内の用水路、計7ヵ所に放流しました。


 出発前に、ひしゃくを使って、牛乳パックの容器に、幼生をつぎ分けます。今回は、放流箇所が多く、ホタルの幼生の数も多いため、牛乳パックの容器を一人2個準備しました。
 1つの牛乳パックの容器の中には、生き生きと元気よく動いている幼生が、約60匹入っています。
 また、今回は、子ども達が、これまで捕獲して育ててきた、カワニナ達も放流します。
 はじめに、祐徳稲荷神社の外苑に行きました。外苑では、鍋島宮司さんから激励と感謝の言葉をいただきました。子ども達は、あらためて、ホタルの里復活大作戦の意義を強く感じ取っていました。
 いよいよ放流開始です。まずは、カワニナ放流です。子ども達は、カワニナが流されて行かないようにと、川石の下など、流されにくい場所を見つけて、一匹ずつ丁寧にカワニナを放流していきました。
 カワニナを放流したら、次は、ホタルの幼生の放流です。子ども達は、ホタルの幼生が大きく育つことを祈りながら、幼生が育ちやすいようにと、水路の両側の石垣付近にそっと放流しました。
 次に、放流した場所は、太鼓橋を渡ってすぐの鳥居の下を通る用水路です。ここは、下古枝に流れる用水路の取入れ口のすぐそばになります。子ども達は、ここから下古枝の用水路が始まることを知りました。
 子ども達は、梯子を使って、鳥居の下の用水路に降り立ち、ホタルの幼生を放流しました。
 祐徳稲荷神社での放流を済ませた子ども達は、門前商店街の中にある用水路2ヵ所にも、ホタルの幼生とカワニナを放流しました。
 5ヵ所目の放流場所は、光明院裏の用水路です。ここは、先週にも一度放流した場所です。子ども達は、あらためて「ホタルの成長になって、来年会おうね」と、幼生に声を掛けながら放流しました。
 次に、公民館東側の用水路にも行きました。ここも、先週、放流した場所です。子ども達は、放流しながら、来年、この周辺でたくさんのホタルが乱舞し、みんなの気持ちを和ませてくれることを思い描いていました。
 最後の放流場所は、古枝小学校の運動場南側を流れる用水路です。自分達の小学校でもホタルが見られるようにと、みんなで放流しました。来年、小学校でもたくさんのホタルが見られるといいですね。
 放流活動が終わり、古枝地区青少年育成会議の新宮会長さんから、今回の「ホタルの里復活大作戦」に対して6年生に記念品が贈られました。また、今回の放流活動では、青少年育成会議の皆さんにも、安全面等で助けていただきました。おかげで、無事終了することができました。ありがとうございました。
 河浪さんからは、これまでの6年生の活動に対して、感謝とお褒めの言葉をいただきました。そして、これからの活動として、カワニナの捕獲と放流を定期的に続けていってほしいと話がありました。最後には、子ども達全員で、河浪さんへお礼と感謝の言葉を言いました。河浪さん、これまでの子ども達への多大なるご支援、誠にありがとうございました。
 祐徳稲荷神社の太鼓橋で記念写真を撮りました。素晴らしい活動をやり遂げた6年生達。よく頑張りましたね。V!