11月24日(水)・25日(木)の2日間にわたり、6年生の修学旅行が行われました。昨年度と同様、今回の修学旅行もコロナ対策を講じながらの実施となりましたが、6年生の頑張りで、素晴らしい修学旅行となりました。それでは、修学旅行中の子ども達の活動の様子について4回に分けて紹介します。
1日目、まず最初に訪れた場所は、爆心地公園です。ここは、今から75年ほど前の1945年8月9日11時2分、原子爆弾が落とされた場所です。今年も、この爆心地公園で、平和集会を行うことにしました。はじめに、平和への祈りを込めた千羽鶴を捧げました。 |
そして、みんなで、平和への誓いの言葉を言いました。一人ひとりが慰霊碑に向かって「平和」へのメッセージを力強く言いました。 |
誓いの言葉の後、みんなで「折り鶴」を合唱しました。「♪~生きていてよかったー。それを見つけたくて、長崎の街から、私は歩いてきた~。この胸の痛みを歌声にたくして、焼け跡の下から~、ここまで歩いてきたー。~♬」31名が力強く歌い上げました。 |
今では、原爆による犠牲者は、18万人を超えています。この天国に行った十数万人の犠牲者の方々のところへ、6年生の歌声がしっかりと届いたことだと思います。素晴らしい合唱でした。 |
合唱後、平和への祈りを込めて、千羽鶴を奉納しました。 |
奉納した後、全員で1分間の黙祷を捧げ、平和集会が終了しました。さすが、6年生。素晴らしい平和集会でした。 |
平和集会が終わった後、爆心地公園内に移設されている、被爆した浦上天主堂の壁の一部を見学しました。公園内には、被爆した時の当時の地層も保存されています。子ども達は、このような被爆遺跡が至る所に残されている意味を知り、あらためて平和の尊さを感じ取っていました。 |
爆心地公園の次に訪れたところは、原爆資料館です。入口から入ると、原爆が投下された直後の浦上天主堂の惨状が再現されていました。原子爆弾の破壊力や恐ろしさが伝わってきます。 |
長崎の街の模型上に、モニターによって原子爆弾が投下された様子が映し出されています。原子爆弾が投下された時の爆風や熱線、火災などの広がりがよくわかりました。 |
長崎型原子爆弾(ファットマン)の実物大模型です。長崎型原子爆弾は、周りの火薬でプルトニウムを核分裂させたと記してありました。子ども達もしっかりとメモを取っていました。 |
熱線による被害がよくわかる遺物がたくさん展示してありました。原子爆弾の威力、そして、恐ろしさがあらためて伝わってきます。子ども達も、これらの展示物に目が釘付けとなっていました。 |
子ども達も、早速、被爆クスノキの大きな幹に手を触れてパワーをもらっていました。大いにご利益がありそうですね。 |
被爆クスノキの大きな樹洞(木の穴)を覗きました。樹洞からは、クスノキ独特の強い匂いが漂ってきました。子ども達は、被爆クスノキの匂いを感じながら、クスノキが今もたくましく生きている証を感じ取りました。 |
山王神社から爆心地公園に戻ってきました。ここでランチタイムです。お弁当をみんなで楽しく食べました。充実した午前中の活動が終わり、会話も弾み、ゆっくりとした時間をみんなで過ごしました。 |