2022年5月26日木曜日

5月20日(金)5年米作り体験学習スタート!

 この日の5、6校時目に、米作り講師の公民館館長の今村さんをはじめ、久保山の鶴田さん、下古枝の松本さん、門前商店街の諸岡さん、PTA会長の小池さんら地域の皆さんのご指導の下、5年生恒例行事の「米作り体験学習」がスタートしました。

 この日は、最初の作業である「種まき」です。子ども達にとって、初めての農作業でしたが、みんなで協力し合い、汗を流しながら楽しく作業に取り組みました。


 はじめに、米作り講師の今村さんから、これから始まる米作りについて話がありました。そして、昨年の5年生(現6年生)が作ったお米の種をまいて育てていくことを知りました。子ども達は、今村さんの話を聞きながら、いよいよ始まる米作りに、胸を躍らせていました。
 作業に入る前に、「塩水選」について実演がありました。塩水選とは、種まきに適した種と適していない種を振り分ける昔の手法です。塩水に種を浸して、浮き上がった種を取り除いていきます。沈んだ種が、実の詰まった良い種となります。先人の知恵に、子ども達も歓声を上げていました。
 塩水選の実演が終わった後、今村さんから、あらためて今日の種まき作業の説明がありました。聞き漏らさないよう、一生懸命に聞いている子ども達の姿が印象的でした。
 さあ、作業開始です!はじめに、種をまくケースに土を敷き詰める作業を行いました。各自、自分の名前を貼ったケースに土を入れていきます。土をケースいっぱいに入れた後は、盛り上がった土を板を使ってそぎ取り、平らにします。
 次に、土を入れたケースに、紙コップに入った種を万遍とまいていきます。みんな上手に種を振り分けています。いいよー、この調子。
 種をすべてまき終えたら、今度は、ケースの周りに残っている土を集めて、まいた種の上に再度振りかけます。種がすべて見えなくなるまで振り分けていきます。そしたら、出来上がりです。
 出来上がったら、今度はそのケースをコンクリートの苗床へ運びます。今村さんが、それを受け取り、苗床に順次並べていきます。
 苗床に、種まきをしたすべてのケースがきれいに並べられました。ケースの上に、じょうろで水を撒いていきます。芽が出て苗がよく育ちますようーに!
 次に、日よけとなる黒い特殊の網シートを並べたケースの上にかけます。みんなで協力して行いました。
 最後に、学校側の用水路からポンプで水をくみ上げ、苗床に水を浸していきます。子ども達は、水に手を浸し、「冷た~い!」「気持ちよか~!」とはしゃいでいました。
 作業終了!みんなで協力しながら頑張りました。そして、種まき作業の指導をしていただいた、今村さんをはじめ、地域の皆さんに子ども達からお礼の言葉がありました。「今日は、いろいろ教えてくださりありがとうございました。今から頑張ってお米作りに取り組みます。今後とも指導をよろしくお願いしまーす!」5年生の元気いっぱいな声が響き渡りました。
 5年生は、明日から水の管理をしながら苗を育てていきます。そして、田んぼの代かきを行い、田植え、稲刈り、脱穀、・・・と、米作りの全ての工程を体験していきます。ガンバレ!5年生ー。