2022年5月15日日曜日

5月12日(木)6年「ホタルの里」復活大作戦Ⅱ

 6年生の「ホタルの里」復活大作戦がスタートして2日目、この日の5、6時間目に古枝ホタル保存会会長の河浪丘さんをお招きして、復活大作戦の進め方についてアドバイスをいただく学習会を開きました。


 まず、柿原先生から、河浪さんの紹介がありました。河浪さんは、古枝小学校で、長年にわたりホタルの幼生飼育・放流活動に携わっていただきました。そして、昨年からスタートした「ホタルの里」復活大作戦の強力な助っ人として、本年度も子ども達の指導に当たっていただきます。どうぞ、よろしくお願いします。
 まず、河浪さんから、令和2年7月の大雨による浜川の氾濫により、古枝に住み着いていた多くのホタルが流されてしまったこと、何とかホタルの里を復活させたいという思いから、昨年より「ホタルの里」復活大作戦がスタートしたことなどが伝えられました。
 子ども達も、河浪さんの話に真剣に聞き入っています。そして、河浪さんから、今年、古枝の水路に一昨年より多くのホタルが見られ、昨年の取組の成果が確実に現れていることを聞き、意欲を大いにかき立てられていました。
 では、どうしたら「ホタルの里」を復活することができるのでしょう?河浪さんからは、ホタルの幼生だけを増やすのではなく、ホタルのエサとなる‟カワニナ”も増やしていく必要があることが伝えられました。
 「これがカワニナと言います。川の中に住んでいる巻貝の仲間です。鹿島の方言で‟ゴウビナ”とっも言います」河浪さんに、カワニナの標本を持ってきていただきました。
 カワニナの標本を眺める子ども達。カワニナって、ホタルの里を復活させるためにとても大事なものだったんですね。
 また今日は、河浪さんに、浜川で獲ったホタルのつがいを持ってきていただきました。今日から子ども達は、このつがいのホタルを飼育し、産卵させます。1匹のメスホタルから、500個~1,000個の卵が産まれるそうです。ガンバレ!6年生。
 河浪さんからいただいたホタルです。水草の中に隠れて見えませんが、その中には、メスホタルが4匹、オスホタルが12匹います。上手くいけば、2,000個~4,000個の卵が産まれます。
 今日の学習内容‟「ホタルの里」復活大作戦”の内容が、黒板にびっしりと書かれています。子ども達は、これから自分達が何をしなければならないか、黒板の内容をワークシートにしっかりと記録していました。
 河浪さんとの学習会を終えた6年生は、河浪さんと一緒に、学校の近くにある、カワニナを放流するための水路を見に行きました。
 水路に到着!河浪さんから「ここの水路は、カワニナを育て増やすのに調度いい水路です。下古枝の生産組合の皆さんから、使っていいと許可をいただいています」と伝えられ、子ども達の目も輝いていました。
 早速、子ども達は、水路のあぜ道に降り立ち、水路の見学を行いました。あぜ道は、雑草や木切れなどがあり、ちょっと歩きにくそうでした。
 「今日は、僕たちの学習のためにいろいろとアドバイスをいただきありがとうございました。これからのご指導よろしくお願いします!」最後に、子ども達から河浪さんへ、感謝の言葉が述べられました。次から、いよいよ「ホタルの里」復活に向けて行動開始ですね。ガンバレ!6年生。