2020年10月12日月曜日

10月6日(火)4年第1回UD講座~視覚障がい者との交流体験

 本日4年生は、5、6時間目の総合的な学習の時間を使って、佐賀県県民協働課UD社会推進担当の皆さんと視覚障がい者支援部「てんとうむし」の皆さんの協力を得て、UD講座「視覚障がい者との交流体験」を行いました。鹿島市は、平成8年から市内小中学校全てを実践校に指定し、福祉教育の推進に取り組んでいます。本校では、本年度、佐賀県県民協働課の協力の下、UD講座を合計5回企画し、障がい者の方との交流を中心とした体験学習に取り組むことにしています。


 はじめに、県民協働課UD社会推進担当の方から、ユニバーサルデザイン(UD)の考えや佐賀県のUDの取組について話をしていただき、UD社会に対する基本的な知識や考えを学びました。
 次に、視覚障がい者支援部「てんとうむし」の職員の方から、「見えない人、見えにくい人のサポートをしよう!」という題で、視覚障がい者の方の実態やサポートの仕方などについて講話をしていただきました。
 まず、講話の冒頭、子ども達は、視覚障がい者の方へのサポートには声が大切であるということを聞き、今日お招きした視覚障がい者の山下さんご夫婦(鹿島市在住)へ元気よく自己紹介を行いました。
 それから、クイズ形式で、視覚障がい者の皆さんの実態について知識を深めました。
 子ども達は、視覚障がい者の方が、実際にはどのように見えているのかについても、障がい種別の画像を通して理解を深めました。
 「てんとうむし」の職員の方の話の後、山下さんご夫婦との交流活動となりました。まずは、山下さんへの質問タイムです。「どうして目が見えなくなったのですか?」「テレビは見ているのですか?」「どこの小学校へ行ってましたか?」「部活はしていたのですか?」等々、子どもならではの素朴な質問がたくさん出ました。
 山下さんとの交流の中で、お札当てがありました。目が見えないのに、山下さんは、千円札、五千円札、一万円札を手で触ってみて見事に的中させました。子ども達からは、驚きの歓声が上がりました!
 山下さんご夫婦との交流が終わった後、子ども達は、山下さんから、点字で作った名札を、一人一人名前を読み上げてもらいながらいただきました。
 子ども達は最後に、山下さんご夫婦を校長室へ誘導しました。今日は、子ども達にとって、とても楽しい体験学習になったようです。