本日4年生は、5、6時間目を使って、第2回UD講座を行いました。今回は、第1回目に実施した、視覚障がい者との交流体験の第2弾です。視覚障がい者の山下さんご夫婦、視覚障がい者支援部「てんとうむし」の職員の方、佐賀県県民協働課の皆さんに今回も来ていただき、子ども達は、前回の学習を生かして、様々な体験活動に取り組みました。
はじめに、視覚障がい者支援部「てんとうむし」の職員の方から、本日の体験学習の内容や流れについて説明がありました。今日はたくさんの体験ができるとあって、みんな楽しみにしていました。そして、山下さんご夫婦にも、子ども達と一緒に体験活動(ゲーム等)に参加していただきました。 |
まずは、オームアップということで、アイマスクを着けた状態で、講師の先生(「てんとうむし」の職員の方)から指示された動きをやってみました。 |
次に、講師の先生が示した姿を、アイマスクを着けている人に口頭で伝え、その通りの姿にできるかどうかのゲームです。口頭で伝える人をコーラーと呼びます。コーラーになった子ども達は、目が見えない人に的確に言葉で伝える難しさを体験しました。 |
次に、各班に分かれて、全員がアイマスクを着け、手を繋いで円を作ります。そして、一人がどちらかの相手の手を握って、それを感じた人は、次の人の手を握って、次々と伝えていくというゲームです。子ども達は、このゲームを通して、目が見えない人がどう感じているのかを体験しました。 |
次に、ブラインドサッカーのボールを使って、アイマスクを着けた状態で、ボールを転がしパスしていくゲームをしました。このボールは、転がすと音が鳴る仕組みになっています。この音を頼りにボールを渡したり、受け取ったりしました。視覚障がい者の方にとって、音がいかに大切なものなのか、そして、ブラインドサッカーがいかに難しい競技なのかを体験しました。 |
次に、山下さんご夫婦とのジャンケンゲームです。言葉を発してジャンケンします。「最初はグー、ジャンケン、ポーン!」 |
ジャンケンに負けたら、大変! 全員がダッシュで山下さんを一回りです。山下さんにジャンケンで連続、負けて、何度のダッシュをしていた班もありました。大いに盛り上がりました。 |
最後に、山下さんご夫婦を誘導(リード)する体験を行いました。はじめに、誘導の仕方の説明があり、子ども達は一生懸命に説明を聞いていました。 |
どの子ども達も真剣そのものです。体育館いっぱいを使って、リレー形式で行いました。実際の視覚障がい者の方の誘導ということもあり、子ども達は緊張しながらも一生懸命に頑張っていました。 |
最後は、子ども達が山下さんを校長室まで誘導してくれました。段差があると、子ども達がすかさず声で教えてやるなど、山下さんのペースに合わせて上手に誘導してくれました。 |
今日の学習で学んだことが早速、役立っているようです。先週と本日の2回にわたって、視覚障がい者の方との交流体験を行いました。今回の学習は、子ども達にとって、大変貴重な体験となり、そして、豊かな学びにつながったようです。 |