2020年11月8日日曜日

11月6日(金)4年第4回UD講座 ~ 車椅子体験Ⅱ

 本日4年生は、5、6時間目の総合的な学習の時間を使って、第4回UD講座を行いました。今回は、第3回目に実施した、車椅子体験の第2弾です。今回は、佐賀県県民協働課の皆さんの協力を得て、唐津市役所にお勤めの松本幸貴さんをお招きして、スポーツ競技用の車椅子体験に取り組みました。 

 松本さんは、車椅子ソフトボールの日本代表選手として、多くの国際大会に出場されている車椅子競技の第一人者です。来年は、パラリンピックが東京で開催される予定であり、佐賀県でも2024年開催予定の全国障害者スポーツ大会が開催予定となっています。子ども達には、このような機会に障害者スポーツにも関心を持ってもらい、さらに福祉について理解を深めてほしいと思っています。今日は、子ども達にとって大変有意義な時間となりました。


 はじめに、松本さんからあらためてユニバーサルデザインの考え方について、そして共生社会を目指して一人一人が頑張ってほしいことなどについて話がありました。
 子ども達にとって、大変身近な存在でもある、祐徳稲荷神社の中のユニバーサルデザインについて紹介がありました。子ども達からは、「へえ~」「知らなかった」「あっ、見たことある!」等々、多くの声が上がり、ユニバーサルデザインについてさらに関心が高まったようです。
 パラリンピック協議の話や、車椅子ソフトボールの選手として国際大会に出場した時の話など、子ども達の関心を大いに高めるたくさんの話もしてもらいました。
 松本さんの話の後、10分ほど休み時間を取りました。子ども達は、一斉に松本さんのところに駆け寄り、松本さんへの質問攻めが始まりました。松本さんの話がいかに子ども達の関心を高めたのかよくわかりますね。
 6時間目は、いよいよスポーツ競技用の車椅子体験です。普通の車椅子との違いが説明されました。今から体験するとあって、ワクワク、ドキドキの子ども達です。
 まずは、装着です。松本さんにちゃんとできているか確認してもらっています。さあ、いよいよスタートです!
 「軽い、軽い」「動きやすい!」「くるくる回るー」スポーツ競技用の車椅子を存分に楽しんでます。楽しそうですね。
 全員が順番に、スポーツ競技用の車椅子体験をしました。滅多にない機会に、子ども達も大喜びでした。また、前回の車椅子体験の学習が生かされ、みんな上手に操作ができていました。
 次に、松本さんのスポーツ競技用車椅子の操作テクを見せてもらうことにしました。まず、ドッチビーをしました。子ども達が投げたドッチビーを、軽快に車椅子を操作しながらキャッチする松本さんに大きな拍手が贈られていました。
 次は、田川先生に競技用のソフトボールをノックしてもらい、松本さんがボールをキャッチするのを見せてもらいました。さすが、本職とあって、車椅子を軽快にそうしながら、見事なキャッチングを披露してもらいました。
 次に、子ども達とテニスをやってみました。前に、左右に、軽快に車椅子を動かしながらプレーする姿に歓声が上がりました。
 終わった後、松本さんへの質問タイムです。子ども達からたくさんの質問が出ました。スポーツ競技用の車椅子への関心がとても高まっていました。
 最後に、みんなで記念写真です! 松本さん、古枝小に来てくださりありがとうございました。子ども達にとって大変有意義な時間となっただけでなく、小学校4年生の良き思い出になりました。
 本日の学習が終わった後も、子ども達は松本さんを取り囲み、いろんな質問をしていました。松本さんとの楽しい時間は、まだまだ続いていました。