この日5年生は、5、6時間目を使って、古枝地区老人会の皆さんのご指導を受けながら、藁打ち体験をしました。藁は、先月の脱穀体験の際に残しておいたものです。公民館で、大切に保管していただいていました。
はじめに、老人会の下村会長さんから「今日の藁打ちは、しめ縄作り前の大切な作業です。みんなで頑張りましょう!」と、挨拶をいただきました。子ども達も大きな声で元気よく「ハイ!よろしくお願いします」と答えていました。 |
次に、公民館の今村さんから、今日の作業内容について説明がありました。子ども達も今日の作業の手順をしっかりと聞いていました。 |
まず、保管していたたくさんの藁を一人ずつ束にしてもらい、それを持って足踏み脱穀機にかけていきます。この作業は、藁の枝割れしている部分を削ぎ落しながら整えていく作業です。 |
子ども達は、足踏み脱穀機の前に一列に並んで、順番が来たら、藁束を次々と脱穀機にかけていきます。昔の人は、こんな風に作業をやっていたのですね。 |
次に、整えた藁を、昔の「藁打ち機」を使って柔らかくしていきます。手動でハンドルを回し、ローラーへ藁を通していきます。 |
ハンドルを回すのもひと苦労です。よっこらしょ、よっこらしょ…、力が入ります。でも、もっと昔は、木づちで藁を叩いて柔らかくしていたそうです。だから、「藁打ち」と言うんですね。 |
柔らかくした藁は、しめ縄1つ分に必要な量の藁に分け、束にして輪ゴムでくくります。すべてが協働作業です。昔は当たり前だったこのような作業こそが今は貴重な体験ですね。 |
藁打ち作業が終了し、子ども達が老人会の皆さんへお礼の挨拶をします。「今日は、ありがとうございました。来週のしめ縄作りもよろしくお願いします!」いよいよ来週は、しめ縄作りです。子ども達もとっても楽しみのようですね。 |