2021年12月30日木曜日

12月24日(金)冬休み前 全校集会

 本年度から2学期制となったため、これまで行われていた2学期の終業式がなくなり、冬休みに入る前の全校集会を行うことになりました。


 いつもながら、間隔をとって、きれいに整列する古枝っ子達。校歌斉唱が始まりました。子ども達の大きな声が体育館いっぱいに響き渡ります。
 冬休み前の校長先生の話は、やはり、千年以上も続く日本が世界に誇る伝統文化「お正月の話」です。お正月の意味と伝統文化を守っていくことの大切について話がありました。
 そして、お家に幸せがたくさんもたらされるための5つの行動についても話がありました。家族みんなで笑顔いっぱいの素晴らしいお正月を迎えてほしいと願っています。
 校長先生の話の後、表彰がありました。今回は、道路愛護ポスターコンクールや学童美術展の表彰、佐賀県児童生徒ふるさと学習コンクールの表彰、古枝少年野球の表彰などがありました。表彰を受けた子ども達は、会場から大きな拍手をいただきました。
 表彰の後、生活指導の松林先生から、冬休みの生活について話がありました。子ども達とルールを確認しながら全体指導がありました。
 全校集会が終わった後、子ども達は、そのまま体育館で、地区別に分かれて、地区児童会を行いました。登校時の様子について振り返りを行ったり、冬休みの生活目標を立てたりしました。


12月22日(水)地震・津波避難訓練

 本日13時40分、古枝地区で地震が発生したことを想定して、地震・津波避難訓練を行いました。この訓練を通して、地震・津波に対する避難意識を高め、命を守るための必要な行動と避難経路を理解すると共に、素早く避難することを体験しました。


 13時40分、掃除の時間中に、古枝地区でっ地震が発生したことを伝える校内放送がありました。今回は、事前に子ども達には、地震・津波避難訓練があることを伝えていません。さあ、身を守るための行動ができるかな?
 掃除用具をその場に置いて、素早く机の下に身を隠します。えらいぞ!2年生。
 廊下を掃除している子ども達は、給食台の下に、素早く身を隠します。事前通達をしていなくても、身を守る行動がきちんとできる古枝っ子達です!素晴らしいですね。
 「揺れがおさまりました。全員あわてず、静かに、素早く運動場に避難してください。」の避難放送に従って、子ども達は運動場南側(プール側)に避難しました。今回、子ども達には、事前に避難訓練があることを知らせずに実施しましたが、全員落ち着いた行動ができました。さすがですね。
 学年別に避難が完了した後、津波発生の情報が入ったという想定で、さらに、山手の方に向かって避難を開始しました。
 子ども達は、津波が押し寄せてくる前に避難しようと、古枝郵便局前の駐車場を目指します。途中の横断歩道をわたる時は、古枝駐在所の小野原さんへも手伝っていただきました。ありがとうございました。
 子ども達は、真剣に目的地の駐車場の方を目指して無言で走っていきます。1、2年生も頑張って走ります。
 駐車場からさらに高みを目指して、山手の方まで避難します。子ども達もへとへとですが頑張って走ります。子ども達は、実際にここまで避難することが、こんなに大変だということを実感していました。
 やっと、目的地の避難場所に到着しました。ここが、津波が発生した時の古枝小の避難場所です。みんな、やっと一息つきましたね。お疲れ様でした!
 避難完了後、子ども達は、山手の避難場所から駐車場へ降りてきて、安全指導担当の松林先生から全体指導がありました。命を守るために必要な具体的な行動について、みんなで再確認をしました。


2021年12月29日水曜日

12月22日(水)5年米作り体験学習・感謝の会

 5年生は、この日の1、2時間目、5年教室にて、これまでの米作り体験学習でたくさんお世話になった、佐賀県農業試験研究センター作物部長の三原実さん(奥山在住)、地域の方々をお招きして、感謝の会を開きました。


 佐賀県農業試験研究センター作物部長の三原さんをはじめ、米作りにご協力いただいた地域の皆さんを大きな拍手で教室に迎え入れ、子ども達の手作りによる「感謝の会」が始まりました。
 はじめに、子ども達が、「古枝は米作りに向いているか?」のテーマのもと、これまで学習してきた成果を発表しました。まず、米作りを行うに当たり、古枝の地形と浜干拓地の地形の比較を調査した結果を発表しました。
 次に、竹ノ木庭水道について学習し、見学に行ってきたこと、そこで、水神様が祀られていたこと、昔の人が水をとても大切にしていたことなどを発表しました。
 次に、古枝の田んぼから採取した土と干拓地の田んぼから採取した土で、水はけの違いを実験し、その結果を発表しました。古枝の土が水はけがよく、美味しいお米ができることを伝えました。
 次に、自分達が採取した生き物達を紹介し、古枝の田んぼにはたくさんの種類の生き物達が生息していたことを発表しました。そのため、生態系がとてもバランスよく保たれていて、害虫が大量に発生しにくいことを伝えました。
 最後に、古枝の人達の米作りや故郷に対する願いや思いが、校歌の2番の歌詞に込められていることを発表し、みんなで校歌の2番を高らかに歌い上げました。米作りにお世話になった三原さんや地域の方々から大きな拍手をいただきました。
 発表が終わり、三原さんから講評をいただきました。子ども達の学習発表に対し、大きな賛辞をいただくと共に、大人になって古枝から離れても、ふるさと古枝のことを忘れずに、いつも気にかけていてほしいと話がありました。
 三原さんの講評が終わり、子ども達から、三原さんや米作りでお世話になった地域の方々お一人お一人に感謝の言葉が伝えられました。三原さんも、地域の方々も、子ども達の言葉に大いに感動されていました。
 感謝の言葉の後、5年生全員で「ありがとうの歌」を歌いました。子ども達の感謝の思いがいっぱいに詰まった歌の贈り物に、教室も大きな感動に包まれました。
 そして、三原さんや地域の方々お一人お一人に、子ども達から手作りの手提げ袋と感謝の言葉が寄せられた色紙が手渡されました。子ども達も大変喜んでもらえてとっても嬉しそうでした。
 最後に、三原さんや米作りでお世話になった地域の方々お一人お一人から子ども達へ感謝の言葉をいただきました。学習発表に対する賛辞やこれからの学校生活に向けての激励など、たくさんの心温まる言葉をいただきました。
 そして、子ども達から、今日の感謝の会に参加していただいたことへのお礼と米作りでお世話になったことへの感謝の気持ちがあらためて伝えられ、閉会となりました。
 感謝の会が終わり、みんなで記念写真を撮りました。米作りを通してたくさんのことを学ぶことができました。本当にありがとうございました。ハイ、ピース!


12月21日(火)ふれあい人権・道徳の日

 古枝小学校では、昨年度より12月に「ふれあい人権・道徳の日」を設定し、全校児童を対象にした人権集会や6年生を対象にした「命の教育」の授業、全学級で人権をテーマにした道徳の授業参観を行いました。


 朝の時間から1時間目を使って、体育館で人権集会を行いました。人権集会では、各学級の代表が、人権標語を発表しました。それぞれの標語には、「人権を大切にしよう!」という強い思いがしっかりと表れていました。
 そして、先生方による絵本の読み聞かせがありました。本の題名は「まっくろネリノ」です。子ども達は、人との違いを認め、本当の自分(自分の個性)を受け入れ成長していくことの大切さを学びました。
 「まっくろネリノ」の読み聞かせの振り返りでは、「みんなと違っていいということがわかりました。」「違いって素敵だなあと思いました。」等々、子ども達からたくさんの感想が発表されました。
 「ありがとうの木」の取組についても、各学級から発表がありました。これは、日常の学校生活の中で、友達などへの感謝の気持ちを付箋紙に貼っていく取組です。どの学級の「ありがとうの木」にもたくさんのありがとうの気持ちが綴られていて本当に心があったかになります。
 6年生は、この日の3、4時間目に、佐賀市在住の助産師、津上泰子先生をお招きして「命の教育」を実施しました。はじめに、津上先生から「命の誕生・人と身体の成長」という題で講話がありました。
 その後、絵本「うまれてきてくれて、ありがとう」の読み聞かせがありました。かけがえのない命の重さについて考えさせられました。
 そして最後は、グループ別に「妊婦体験」がありました。子ども達は、10㎏ほどの重りの入ったリックをお腹に抱えて、歩いたり、屈んだり、座ったり、…日常の何気ない動きを妊婦になったつもりで体験しました。子ども達は、体験後、あらためてお母さんへの感謝の気持ちを持つことができました。
 この日の午後5、6時間目は、人権をテーマにした道徳の授業参観です。1年生は、「どうすればたのしくあそべるかな?」という資料を使って道徳の授業が行なわれました。この資料は、車椅子の子、視覚障がいの子、外国の子、コミュニケーションが苦手な子が登場します。「友情・信頼」について学び合いました。
 2年生では、「おなじとちがい」という教材を使って道徳の授業が行なわれました。この教材は、「おなじ・ちがいゲーム」や「ちがい発見クイズ」を通して、楽しみながら友達の違いを発見していきます。子ども達は、この学習を通して「個性の伸長」について学びました。
 3年生では、「お誕生日おめでとう」という資料を使って道徳の授業が行なわれました。主人公まさとしは、9歳の誕生日にお母さんから1通の手紙をもらいます。その中に、この世に生まれてくることができなかった命のことが書いてありました。子ども達は、この手紙を通して「命の尊さ」について学びました。
 3年生の子ども達は、授業の最後に、自分のお母さんからの手紙をもらいました。その手紙には、生まれた時のお母さんの気持ちが書かれています。お母さんからの手紙を真剣に読む子ども達。目に涙をためている子どももいました。
 4年生では、「決めつけって何だろう?」という資料を使って道徳の授業が行なわれました。この資料は、ジェンダーについて考える内容になっています。子ども達は、「女だから」「男だから」という偏見にとらわれることなく、自分らしく生きることの大切さについて学びました。
 5年生は、「思いを伝えるのはむずかしい。」という資料を使って道徳の授業が行なわれました。子ども達は、直接出会って行うコミュニケーションと携帯電話等のメールによるコミュニケーションを比較して、相手のことを考え、尊重することの大切さや態度について学びました。
 6年生は、「子どもにも権利がある」という資料を使って道徳の授業が行なわれました。子ども達は、日本国憲法で保障されている「基本的人権」や子どもの権利条約などの資料を通して、自他の人権を保障することの大切さや態度について学びました。


2021年12月26日日曜日

12月17日(金)千葉県東大戸小学校とのオンライン交流

 12月14日(火)・17日(金)の3時間目を使って、千葉県香取市にある東大戸小学校の6年生と、本校の6年生がオンライン交流を行いました。鹿島市と香取市は、鹿島藩の領地が香取市にあった縁から、平成24年に「まちづくり協定」を締結し、それに基づき、子ども達が相互に訪問する交流事業を行ってきました。しかし、新型コロナの影響で交流がストップしてしまい、本年度は、初の試みでオンラインによる交流を行うことになりました。


 いよいよオンライン交流のはじまりです。今、電子黒板を使って、古枝小6年教室と東大戸小6年教室がオンラインでつながりました。電子黒板の画面に映し出された東大戸小6年生に向かって「おーい!見えてるかー?」手を振る柿原先生です。
 東大戸小6年生の子ども達も手を振って答えます。それを見て、思わず古枝小6年生も手を振ります。
 東大戸小6年生担任の岩井先生です。「こんにちわー!」6年生も「こんにちわー!」と大きな声で返します。リアルタイムで声もつながってますね。
 まずは、自己紹介ですね。好きな食べ物や好きなスポーツなどを付け加えて自己紹介をしていきました。東大戸小の6年生は、全部で21名。古枝小の6年生の方が人数が多いですね。東大戸小の全校児童数は、120名だそうです。古枝小学校の方が86名多いということが分かりました。
 自己紹介が終わり、次は、佐賀県や鹿島市の紹介です。子ども達は、紹介するために、自分達でスライドを作っていました。そのスライドを東大戸小の6年生みんなにも見せながら、グループ毎に紹介していきます。一人一台PCがいろんな場面で活躍していますね。
 オープニングはクイズです!「佐賀県の魅力ランキングは何位でしょう?」「46位ー!」東大戸小の6年生の子ども達の声が聞こえてきました。「正解!」古枝小も東大戸小も大きな笑いに包まれました。
 「でも、佐賀県には大きな魅力もあるんですよ。これから佐賀県の魅力を紹介しま~す!」古枝小6年生の魅力紹介が始まりました。
 「サガン鳥栖」や「祐徳稲荷神社」「面浮立」等々。スライドを使って、東大戸小の6年生に佐賀県の魅力を紹介していきます。
 鹿島市のゆるキャラである「かし丸くん」のクイズも出しました。「何をモチーフにして『かし丸くん』ができているでしょう?」東大戸小の6年生のみんなにも参加してもらいながら、佐賀県や鹿島市を紹介していきます。さすが、6年生ですね。
 佐賀県や鹿島市の紹介が終わり、東大戸小の6年教室の画面に切り替わりました。この画面をご覧ください。画面のメインは、東大戸小の6年生達の様子が映し出されています。右下にも小さな画面があります。そこには、古枝小の6年生たちの様子が映し出されています。東大戸小では逆になりますね。
 質問タイムです。東大戸小の6年生から鹿島のことや古枝小学校のことなど質問が出されます。質問に答えようと手が上がります。
 古枝小の6年生からも、香取市のことや東大戸小学校のことなど質問が出されます。相互理解がどんどん深まってきます。
 また、東大戸小の6年生には、12/10学習発表会で発表した古枝小6年の平和学習の発表の様子をVTRで見てもらいました。見終わった東大戸小の6年生達からは「平和の大切さがすごく伝わった」「素晴らしい発表でした」等々の感想をもらい、古枝小の6年生達も大いに喜んでいました。
 東大戸小の6年生からは、香取市の場所、香取市の史跡、街の様子、学校のことなどの紹介がありました。古枝小の6年生達は、千葉県香取市は都会だと思っていたのですが、鹿島市と同じ田舎だったことを知って、大いに親近感を持ちました。
 最後はお互い、画面に向かって手を振り合い、初のオンライン交流が終わりました。2日にわたってのオンライン交流は、6年生にとって、とっても貴重な素晴らしい体験となり、小学校のいい思い出となりました。東大戸小の6年生のみなさん、ありがとうございました。