2021年10月30日土曜日

10月27日(水)4年社会「鹿島おどりの歴史を学ぶ」

 4年生は、社会科の授業で「鹿島の歴史」について学んでいます。10月14日には、祐徳稲荷神社や門前商店街へ行き、その歴史などについて学習しました。今回は、「鹿島おどり」について学びます。

 そこで、この日の2、3時間目に、鹿島市観光協会の吉牟田副会長さんをお招きして、「鹿島おどりの歴史を学ぶ」学習会を開催しました。


 まず、吉牟田さんの紹介がありました。吉牟田さんは、鹿島市観光協会の副会長として鹿島市のまちづくりに尽力されておれます。中でも、「鹿島おどり」では実行委員長を長年務められており、「鹿島おどり」の第一人者です。
 それでは、質問タイムのはじまりです。一斉に子ども達の手が上がります。
 子ども達からは、鹿島おどりについて3つの観点「歴史」「保存・継承」「関わる人々の願い」から質問が出されました。
 子ども達は、鹿島おどりが、今から60年ほど前に起こった鹿島の大水害「7・8水害」からの復興を願って始まったことを知りました。子ども達は、当時の水害の写真を見ながら、鹿島にもこのような大水害が起きたことがあったんだと、大いに驚いていました。
 鹿島おどりの曲「鹿島一声浮立」を歌っている人が、あの有名な演歌歌手の‟都はるみ”さんであるも知りました。子ども達は、・・・???。オーイ!みんな、とっても有名な歌手なんだよ~。
 また、鹿島一声浮立の曲が、鹿島に昔から伝わる伝統芸能の一声浮立のリズムが元になっていることを知りました。どんなリズムか、ユーチューブで小舟津の一声浮立の映像を確認しました。「あっ、これ知ってる~。久保山にもあるよ」と、子ども達から声が上がりました。
 実は、鹿島おどりが、日本の各地の盆踊りで踊られていることを知り、子ども達も「へェ~!」と驚きの声を上げていました。ユーチューブで、東京、静岡、高知などで踊られている鹿島おどりの映像を、みんなで確認しました。日本各地で、鹿島おどりが愛されているんですね。
 子ども達は、吉牟田さんの話を聞きながら、電子黒板で映される映像や写真などを、熱心に自分のタブレットPCに録画していきます。後で学習をまとめるときに使えるものは何でも保存していく子ども達です。
 最後に、吉牟田さんが子ども達へ尋ねます。「鹿島は好きですか?」子ども達は元気な声で「ハーイ!」と返事します。そして、吉牟田さんから「鹿島が好きな人がいっぱいいたら、鹿島が賑わいます。鹿島をもっともっと好きになってほしい。鹿島一声浮立の曲を聞けば体が動き出す。鹿島を忘れないでほしい」と話がありました。
 吉牟田さんの話が終わり、最後は、ピロティに集まって、みんなで「鹿島おどり」を踊りました。
 「エッサ!エッサ!…」松林先生も、鹿島一声浮立の曲に乗って、みんなと一緒に踊ります。
 「エッサ!エッサ!…」みんな、とっても上手です。曲に乗って、何度も何度も踊る子ども達、みんな、とっても楽しそうです。
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 「エッサ!エッサ!…」吉牟田さんと一緒に踊る子ども達。‟鹿島おどり”って、とっても楽しいですね。みんな、鹿島おどりが大好きです!今日は、とっても楽しい学習会となりました。吉牟田さん、ありがとうございました。