2021年2月21日日曜日

2月18日(木)5年第2回情報モラル講座

 この日の2校時目、5年生を対象にした、第2回情報モラル講座の授業が実施されました。この日の講座のテーマは、「ウェブページ」についてです。ウェブページの利便性と危険性について、子ども達と共に、考えや意見を出し合いながら学習を深めました。


 ウェブページの中でも、みんながよく使用する「オンラインゲーム」のページを出して、使用する際の実態について確認しました。
 ダウンロードをしようとすると必ず、「同意する」のページが現れます。すると、子ども達は、利用規約やプライバシーポリシーを読みもせずに、「同意する」をクリックしている実態が浮かび上がりました。
 それで、みんなで利用規約にどんなことが書いてあるのかを確認してみました。その中には、「個人情報の提供に同意する」ことなどが書かれていて、子ども達は、いかに安易に「同意する」をクリックしているのかがわかり、驚いていました。
 古小5年生の実態について見てみると、すでに35%の人がダウンロードを経験していることがわかりました。これからダウンロードを経験する人が増えてきて、トラブルに巻き込まれる可能性が誰にでもあることをみんなで確認し合いました。
 次に、文科省から配信されている情報モラル学習教材の動画「そのページ、確認しなくて大丈夫?」をみんなで視聴しました。子ども達は、自分に置き換えながら真剣に動画を見ていました。
 子ども達は、それぞれ隣同士で、トラブルになった原因を話し合いました。子ども達は、普段からインターネットに親しんでいるため、実体験に基づいた意見交換がなされていました。
 さあ、話し合った内容の発表です。子ども達の手が一斉に上がりました。「個人情報を入力した」「無料という言葉につられた」「早くゲームをしたいという気持ちで後のことを考えていない」等々、たくさんの意見が出されました。
 次に、予防策や解決策について考えていきます。まずは、自分で予防策・解決策を考え、ワークシートに記入していきます。
 さあ、隣同士で意見の交換会です。子ども達の中には、すでに経験上、危険性や予防策・解決策について認識している者もおり、意見を交流し合うことで、みんなの考えが広がっていきました。
 さあ、話し合った内容についての発表です。子ども達の手が一斉に上がりました。子ども達からは次々と予防策・解決策が出されました。「無料という言葉につられない」「親にインストールしてもらう」等々、よい意見がたくさん出され、みんなよく考えているなあと感心しました。
 子ども達の意見が出された後、柿原先生が、子ども達の意見を吸い上げながら、みんなから出された予防策・解決策について確認していきました。そして、柿原先生から最後に、「困った時には、すぐに親や、信頼できる大人に相談してほしい」と話がありました。