2021年2月3日水曜日

2月3日(水)6年第3回情報モラル講座

 この日の2校時目、6年生を対象に、第3回情報モラル講座の授業が実施されました。この日の講座のテーマは、「写真や動画の投稿」についてです。写真や動画の投稿の危険性について、子ども達と共に、考えや意見を出し合いながら学習を深めました。


 今日は、写真や動画をインターネット上に公開する時の危険性について学習することをみんなで確認しました。
 まず、写真や動画を投稿する時の危険性に関する動画「写真や動画が流出する怖さを知ろう」をみんなで視聴しました。この動画も、文科省から配信されている情報モラル学習教材の一つです。子ども達は、自分に置き換えながら真剣に動画を見ていました。
 この動画を見終わった後、動画の登場人物である‟りささん”の身の上に起こった「着替えの写真をインターネット上にアップされた」ことで、‟りささん”が「学校へ行けなくなってしまった」ことについて、みんなでその原因を考えていくようにしました。
 子ども達は、それぞれ隣同士で、トラブルになった原因を話し合いました。子ども達も、‟りささん”の身の上に起こったことを自分のことのように真剣に考え、意見を出し合っていました。
 さあ、話し合った内容の発表です。子ども達の手が一斉に上がりました。
 子ども達から様々な意見が出されました。「ひどい悪口を言ってしまった」「勝手にインターネットに公開した」「怒った勢いで写真を投稿した」等々。
 次に、この写真をインターネット上に公開するときに、何が問題なのかをみんなで考えました。この写真は、奥の方に関係ない人が小さく写ってしまっています。この写真が公開されることで、関係ない人に危険がおよぶ可能性があることを知りました。
 次の写真は、8人の女子中学生の集合写真です。何が問題なのでしょうか? 子ども達から、8人が着ているTシャツに学校名がプリントされていることが問題であると指摘されました。子ども達もよくわかっていますね。
 次に、松林先生から、写真には、自宅が特定される位置情報が載っていると、具体的に説明がありました。これには、子ども達も大変驚いていました。
 次に、動画「写真や動画が流出する怖さを知ろう」の解説動画をみんなで視聴しました。まず、インターネット上に公開すると、自分達の友達だけに写真等を送ったことが、友達の友達へ、そのまた友達の友達へと、どんどん拡散し、世界中に広がってしまう大きな危険性があることを確認しました。
 また、解説動画では、被害者にならないために必要なこととして「①恥ずかしい写真や動画は撮らせない、送らない」「②写真や動画、個人情報をSNS等で知り合った人に贈ることの危険性を理解する」などについても説明がありました。
 そして、子ども達は、被害に遭ってしまった場合は、「一刻も早く、保護者や学校の先生、警察などに相談すること」が大事であると、確認しました。
 解説動画を見終わった後、松林先生から、今日の学習「写真と動画の投稿」のまとめとして「①記録性・公開性があることを十分理解して利用する」「②正しい知識を身につける」「③困った時は、大人に相談する」の3つのことが話されました。
 今日の学習内容も、ワークシートにびっしりと書かれていました。今日の学習も、子ども達にとって、とてもためになったようですね。