2021年2月11日木曜日

2月10日(火)6年第5回情報モラル講座

 この日の2校時目、6年生を対象にした、第5回情報モラル講座の授業が実施されました。この日のテーマは、「オンラインゲーム ~ ネット依存」についてです。オンラインゲームの正しい利用とネット依存の危険性について、子ども達と共に、考えや意見を出し合いながら学習を深めました。


 今日は、普段みんなが家で楽しんでいるオンラインゲームに潜むネット依存の危険性について学習することを、みんなで確認しました。
 松林先生から、今日の学習のキーワード「コントロールする力」について話がありました。みんなで、キーワードをしっかりと確認しました。
 次に、ネット依存の危険性に関する動画「ゲームに夢中になると」をみんなで視聴しました。この動画も、文科省から配信されている情報モラル学習教材の一つです。子ども達は、今回も自分意識で真剣に動画を見ていました。
 
 子ども達は、それぞれ隣同士で、トラブル(ネット依存)になってしまった原因を話し合いました。子ども達は、自分のことのように真剣に考え、意見を出し合っていました。
 さあ、話し合った内容の発表です。子ども達の手が一斉に上がりました。
 子ども達から様々な意見が出されました。「自分の部屋にゲームを置いた」「1回目の失敗でやめなかった」「ルールを守らなかった」「あと、ちょっとだけという気持ちがあった」「周りと比べて、もっとしないと!と思った」等々。
 次に、「ゲームをやめなかった」ではなくて「やめれなくなった」、「ルールを守らなかった」ではなくて「守れなくなった」ということ、それを「依存」というこということを確認し合いました。そして、現在の6年生の実態として、「依存だ」とアンケートで回答した人が13%いることも確認しました。
 次に、解決策や予防策について、考えていくことにしました。子ども達は、それぞれの考えをワークシートに記入して、意見交換を行い、自分の考えを広げたり、深めたりしていきました。
 さあ、話し合った内容についての発表です。子ども達の手が一斉に上がりました。
 子ども達からは次々と解決策・予防策が出されました。「見守り設定をする」「親の見えるところでする」「周りと比べないようにする」「親に預かってもらう」等々。みんないい意見を思っているのに驚きました。
 子ども達からの意見が出た後、動画「ゲームに夢中になると」の解説動画をみんなで視聴しました。解説の中には、ネット依存になる原因について説明がありました。また、オンラインゲームを安全に使うポイントとして「①決めたルールは絶対に守る」「②時計をセットし、家の人に声をかけてもらう」「③自分でやめられなくなりそうになったら、家の人に預ける」「④ペアレンタルコントロールを設定する」などもあり、子ども達は動画を見ながら大きくうなずいていました。
 また、ゲームを全くしないのではなくて、自分をコントロールできる人が学力や成績も高いということも、子ども達はデータから確認しました。
 解説動画を見終わった後、松林先生から、今日の学習「ネット依存」のまとめとして「①依存の入り口である習慣化をさせない」「②自分をコントロールする」「③困った時は、大人に相談する」の3つのことが話されました。
 そして、松林先生から最後に、ゲーム課金の問題について、実際に中学校で起こっている事例が複数紹介されました。子ども達も、課金の問題の怖さについてあらためて再確認をしました。
 授業の最後には、子ども達の行動宣言「これから自分はどんなことに気をつけます」がありました。子ども達からは「自分をコントロールする力を身につける」「ゲームをするときは、周りの比べず、自分はこれでいいと思って楽しむ」「困ったら、早めに大人に相談する」といった宣言が出ました。次は、これまで情報モラルについて学習してきたことを壁新聞にまとめていきます。