2021年3月4日木曜日

3月3日(水)3年面浮立奉納

 今年の祐徳稲荷神社の初午祭では、新型コロナウィルス感染症のために、面浮立が奉納されませんでした。そのことを聞いた3年生は、自分達が面浮立を奉納したい、そして、コロナを退散させ、古枝や鹿島の人達に健康と幸せを送りたいという思いを強く持ち、その思いを鍋島宮司さんにお伝えしました。鍋島宮司さんから、ぜひお願いしたいという返事があり、今回、3年生による面浮立奉納が実現することとなりました。

 この日の11時30分、多くの人達が見守る中、3年生による面浮立の奉納が始まりました。


 楼門の下に、3年生がスタンバイ!いよいよ面浮立が始まります。緊張の瞬間です。ガンバレ!3年生。
 ドン、ドン、ドン、…、太鼓の合図と同時に、「ヤー!」浮立面をつけた3年生達が、本殿下の境内になだれ込んでいきます。
 3年生代表による口上の始まりです!今回の面浮立の奉納の理由について、大きな声で口上が述べられました。「3年生はこれまで面浮立の学習を一生懸命に取り組んできたこと」「初午祭で面浮立の奉納がなかったこと」「古枝の人達やみんなの幸せを祈りたいこと」「コロナを退治すること」等々、子ども達による素晴らしい口上が、祐徳神社の境内に響き渡りました。
 静寂の中、子ども達は、本殿に向けてお祈りし、そんきょの姿勢をとりました。いよいよ演舞が始まります。ガンバレ!3年生。
 さあ、始まりました。面浮立の曲に乗って、勇ましく、力強く、面浮立を踊ります。天を突くように、腕がまっすぐに伸びます。かっこいいぞ!3年生。
 みんな、揃ってきれいですね。堂々とした演技です。子ども達の懸命に演舞する姿に感動です。
 「みんなを幸せにしたい」「コロナに負けるな」等々、子ども達の純粋な気持ちが演舞に込められ、見る人達を感動に包みました。演舞が終わり、割れんばかりの大きな拍手。見事な、素晴らしい面浮立でした。最高の奉納となりました。やったね!3年生。
 面浮立の奉納が終わった後、鍋島宮司さんから、感謝と感動の言葉をたくさんいただきました。3年生の子ども達も、やり遂げた充実感と満足感でいっぱいになりました。
 今日の奉納には、惠雲先生も見に来られていました。3年生の頑張りを大いに褒めてくださいました。そして、惠雲先生から、子どもたち一人一人に手作りの絵馬が渡されました。その絵馬には、浮立面の絵が描かれていました。思わぬプレゼントに、子ども達もとっても嬉しそうでした。惠雲先生、いつも3年生を応援してくださり、ありがとうございます。
 最後に、鍋島宮司さん、惠雲先生を入れて、みんなで記念写真を撮りました。今日は、3年生にとって、小学校のとてもとても素晴らしい思い出となりました。これからも、ガンバレ!3年生。