この日の1、2時間目、4年生は、鹿島市ラムサール条約推進室の環境教育プログラムを利用して、「水生生物調査」を行いました。子ども達は、ラムサール条約推進室や鹿島市環境下水道課の職員の方の指導を受けながら、祐徳稲荷神社の隣にある山祗神社前の浜川に入って水生生物を採取し、浜川の環境状態を調べました。
山祗神社に到着した子ども達は、まず、ラムサール条約推進室の中村さんから、水生生物の採取について説明を聞きました。 |
ラムサール条約推進室の方から水生生物を採取するための道具が手渡されました。一気にボルテージが上がる子ども達。早く川に入りたくてたまらないようです。 |
さあ、いよいよ浜川に入ります。「わぁっ、冷た~い!」思わず声が上がります。川の水は、冷たくて気持ちいいですね~。最高ー! |
川に広がっていく子ども達。水生生物調査の開始でーす! |
川石の裏側を捜索する子ども達。さてさて、どんな水生生物が隠れているのかな~。 |
「いたよー」「あっ、これはヘビトンボだー!大変珍しい水生生物だよ~」「へぇー」「見せて見せて」周りのみんなが集まってきます。 |
こっちでも、水生生物が見つかったようです。あっち、こっちで子ども達の歓声が上がります。 |
子ども達は、捕まえた水生生物を次々とバケツの中に入れていきます。古枝の浜川はとても環境が良く、バケツの中には、たくさんの水生生物が入っていました。 |
浜川での水生生物の採取が終わり、今度は、理科室でどんな水生生物が採れたのかを調査します。まず、採ってきた水生生物を白い大きなトレーに移し替えます。 |
また、子ども達には水生生物の写真がたくさん載っている下敷きが配付されました。この下敷きは、水質ごとに水生生物が分類されていて、採取した生物がどのような水質の川に住んでいるか分かるようになっています。子ども達は、中村さんの説明を聞きながら、興味深く下敷きを見ていました。 |
さあ、水質調査の開始です!水生生物の下敷きを見ながら、白いトレーの中の水生生物をみんなで覗きこみます。「あっ、これはカワゲラだ!」「これは、ヒラタドロムシかな?」等々。ほとんどの水生生物が、きれいな水に住んでいる生物であることがわかりました。浜川は、とてもきれいな川なんですね。 |
とっても珍しい水生生物を捕まえた班がありました。これは「ヘビトンボ」です。とってもきれいな水にしか住めない水生生物です。すごいぞ!4年生。 |
最後に、ラムサール条約推進室の中村さんから、紙コップで作った生態系を表すピラミッドを使って「自然環境を守るためには、生態系を守っていくこたが大切だ」という話がありました。どのコップを取り上げても生態系のピラミッドは崩れてしまいます。子ども達は、自然環境を守る大切さを大いに学びました。 |