2022年9月4日日曜日

9月2日(金)4年防災学習① 現地学習会

 4年生は、社会科の授業「防災学習」の一環として、この日の1、2時間目に、一昨年7月の豪雨による浜川の氾濫で大きな被害を受けた、下古枝の山口政俊さん(現民生委員)のご自宅、そして、門前商店街の鶴さんのお店(井手せんべい屋)を訪問し、当時の被害の様子について話を聞きに行きました。 


 朝8時40分、子ども達は、まず、下古枝の山口政俊さんのご自宅を訪問しました。山口さんのお家は、浜川のすぐそばにありました。
 はじめに、山口さんから「2年前の浜川の氾濫で大きな被害を受けました。みなさんの勉強に役立つことができればと思っています。今日は何でも聞いてください」と挨拶がありました。
 山口さんの挨拶の後、質問タイムとなりました。子ども達は「どんな被害を受けたか?」「水がきた時の気持ちは?」「家が浸かった時、どんなことをしていたか?」「掃除は何日かかったか?」等々、たくさんの質問をしながら学習を深めていました。
 「どこまで水がきたか?」という質問に答える山口さん。サッシには、水がどこまできたのかを示すテープが貼ってありました。それを見ながら、子ども達も大いに驚いていました。
 山口さんへの質問が終わり、当時の被害状況がわかる写真をみんなで見ました。これらの写真を食い入るように見る子ども達。皆一様に驚いていました。
 これが、被害状況の写真です。被害がいかに大きかったのかがよくわかりますね。子ども達にも、そのことがよく伝わったようです。
 サッシに貼ってあるテープは、氾濫した川の水がここまできたことを表しています。子ども達もテープのそばに立って、自分の背丈を比べながら、水害の恐ろしさを実感していました。
 子ども達は、山口さんに、家の裏の方へ連れて行ってもらい、裏側の水害の様子について説明してもらいました。話を聞きながら、水が自分達の目線の高さまで流れ込んできたことを想像し、大いに驚いていました。
 山口さんが指で示している部分は、壁の色が変わっている部分です。ここまで川の水がきたことを表すものです。ここにも、水害の爪痕が残っていました。山口さんお話を聞きながら、あらためて水害の恐ろしさを実感していました。
 山口さんの話を聞いた後、壁の近くに寄って、壁の色が変わっている線と自分の背丈と比べる子ども達。また、エアコンの室外機は、それよりも高い所に設置してあります。子ども達は、口々に「自分は死んどったかもしれん・・・」「こわか~」と言って、ここでも水害の恐ろしさを実感していました。
 この場所は、山口さんのお家の裏手の一番奥の部屋です。当時、この部屋に向けてたくさんの倒木が流れて重なり合っていったそうです。しかし、重なり合った倒木のお陰で、上流からどんどん流れてくるたくさんの瓦礫などをせき止めて、家を守ってくれたそうです。
 山口さんのすぐそばにある堤防にも上がってみました。一昨年7月に、浜川の氾濫によって崩れ落ちた堤防の改修の様子を見ました。子ども達は、この堤防の改修部分を見ながら、氾濫した川の水の力がこんなにもすごいものであることを実感していました。
 山口さんのお家で学習した後、次は、みんなで門前商店街に行きました。訪れたお店は、井手せんべい屋さんです。鶴洋さんが子ども達の学習会に参加していただきました。
 一昨年7月、門前商店街も大きな被害を受けました。子ども達は「どこまで水がきたか?(水位)」「お店の中はどうなったか?」「お店が水に浸かった時はどんなことをしていたか?」等々、たくさんの質問をしました。子ども達は、当時、商店街の道は、まるで川が流れているようで、祐徳神社の方からたくさんの流木やゴミが流れてきたことなどを知り、水害の恐ろしさを実感していました。
 最後に、鶴さんから「水害などの災害が起きた時は、何よりも『命』を守ることを優先してください!」と話があり、子ども達も大いに頷いていました。
 今日の現地学習会を通して、子ども達の防災に対する意識が大いに高まったようです。山口さん、鶴さん、本日の現地学習会にご協力いただき、誠にありがとうございました。