2020年12月12日土曜日

12月6日(日)学習発表会

 本年度、新型コロナ感染防止の観点から、例年12月の第1日曜日に開催されている古枝地区のふれあい祭りが 中止となり、今回の学習発表会は、学校単独の開催となりました。子ども達は、体育館内が蜜の状態にならぬよう、第1部と第2部に分かれて、教科や総合的な学習の時間等で学習してきた成果を表現力豊かに発表してくれました。


<第1部/1・3・5年生>

 オープニングが始まりました。3年生による合奏「ミッキーマウスマーチ」です。音楽の時間に一生懸命に練習してきた成果を見事に披露してくれました。
 はじめに、1年生の劇「サラダでげんき」です。病気のお母さんを元気にしようと、かわいい動物たちの助けを借りながらサラダを作っていくという話です。
 アリさんたちが「サラダに砂糖を加えたら元気になるよ」と教えてくれるシーンです。子ども達は、テンポよく表現豊かに大きな声で演じてくれました。
 次に、3年生の学習発表「わたしたちのまちの面浮立」です。面浮立の由来を、寸劇で発表してくれました。
 最後は、運動会で演じてくれた「面浮立の踊り」を力強く演じてくれました。3年生の発表を締めくくる素晴らしい演技でした。
 第1部のトリを飾るのは、5年生の発表です。5年生は、半年をかけて社会科の授業や総合的な学習の時間を使って学習してきた「米作り」について発表しました。まず、社会科の授業で、意欲的に米作りの学習に取り組んだ様子を寸劇で演じました。
 苗づくりや田植えを実際に体験して学習を深めたことを発表しました。これは、観察を続けた稲の生長について発表しています。
 稲刈りや脱穀を体験して学習したことも発表しました。脱穀の際に、一粒の米も大切にしようと、落ちている稲穂をみんなで集めて、脱穀機にかけようと頑張っているシーンです。勿体ないの精神を学んだことを発表してくれました。

<第2部/2・4年生>

 第2部が始まりました。最初の発表は、2年生の劇「大きなお芋」です。2年生は、生活科の授業で育てたサツマイモの育て方を劇にして、表現力豊かに発表しました。
 最後は、大きくて立派なサツマイモが獲れたことを大きな声で発表しました。生活科でサツマイモを育てたことがとっても楽しかったことが伝わりました。
 次に、4年生の劇「心のユニバーサル」の発表です。4年生は、総合的な学習の時間を使って、ユニバーサルデザインについて学習しました。今日の劇では、学習でお世話になった視覚障がい者の山下さんにも出演してもらいました。
 4年生の子ども達は、山下さんとの学習を通して、目の不自由な人の生活も私たちの生活も何も変わらない、みんな同じなんだ、ということを全員で発表しました。心のバリアフリーを学ぶことができた素晴らしい学習発表でした。

<6年生の発表>

 6年生にとっては、小学校での最後の学習発表会です。6年生は、全学年に向けて自分たちの発表を聞いてほしいという思いから、第1部、第2部ともに出演し、素晴らしい発表をしてくれました。

 6年生の発表は、長崎で学習してきた平和学習についてです。自分たちが長崎で見てきたこと、聞いてきたこと、感じたことなどを織り交ぜながら、最上級生らしい素晴らしい発表をしてくれました。
 長崎に落とされた原爆爆弾ファットマン(全長3.25m、最大直径1.5m)の実物大を広用紙に描いて、体育館2階のギャラリーから落ちる様子を見せました。とても迫力があり、みんな驚いていました。
 また、6年生は、片足鳥居を見に行ったこと、そして、山王神社で出会った被爆クスのことについて、みんなに伝えました。そして、シンガーソングライターの福山雅治さんが、被爆クスのことを歌にした「クスノキ」という歌があることをみんなに紹介しました。
 そして、乘田先生のギター伴奏に合わせて、福山雅治さんの「クスノキ」を歌いました。平和への願いを込めたこの歌は、聴く人すべてを感動に包みました。歌の間奏では、6年生が長崎で行った平和集会での「平和の誓い」を全員で力強く宣言し、6年生の素晴らしい発表が終わりました。6年生の発表は、在校生の心の中に、これからもずっと残っていくことと思います。

<振り返りタイム>

 各学年の発表が終わって、振り返りのインタビューがありました。それぞれの学年の素晴らしかったところ、勉強になったところ、などが発表されました。
 今回の学習発表会のスローガンは「心を一つに伝えよう。感動・全力・私達の学び」でした。このスローガンが見事に達成された、素晴らしい学習発表会となりました。古枝小のみんな、感動をありがとう!