2022年12月15日木曜日

12月14日(木)6年薬物乱用防止教室

 この日の4時間目、6年生の薬物乱用防止教室が行われました。子ども達は、薬物の恐ろしさ、どうすれば薬物に走らないのかについて真剣に学びました。


 薬物乱用防止教室にお招きした講師の先生は、佐賀県警察本部人身安全少年課少年サポートセンター主事の三浦真二さんです。若い警察職員の方で、子ども達も大変親しみを感じていたようでした。
 さて、少年サポートセンターって、一体どこにあるのでしょう?佐賀県警本部内にあると思いきや、修学旅行で訪れた佐賀バルーンミュージアムの3階にあるんだそうです。へェ~ー、子ども達から驚きの声が上がります。
 まず、薬物乱用について説明がありました。「薬物乱用とは、①法律で禁止されている薬物を使うこと。②病気やケガを治すための薬を、それ以外の目的で使うこと、決められた量を守らずにつかうこと」特に②から、子ども達は、薬物乱用が身近に起こる問題であることを感じました。
 シンナーによる実験も行いました。シンナーが入っている容器の中に、発泡スチロールの欠片を入れてみます。さて、どうなるのでしょう?
 何と!発砲スチロールの欠片が、シンナーによって瞬く間に溶けてしまいました!薬物の恐ろしさを目の当たりにした子ども達から、大きな驚きの声が起こります。子ども達も、薬物の恐ろしさを実感していました。
 大麻や麻薬等の薬物使用によって検挙された少年の数が過去最高の994人と聞いて、子ども達もビックリしていました。そして、「薬物は、自分で自分を傷つけてしまう行為であり、しっかりと自分の意志でことわることが大切!」と話をしていただきました。
 そして、もう一つ大事なこと、なぜ、薬物に走るのか?についても話がありました。人間が持つ‟怒り”‟悲しみ”‟憎しみ”‟モヤモヤ”などのマイナスの感情をため込まないこと!これが大切であると話されました。
 薬物乱用で検挙された少年の多くが、マイナスの感情をため込みすぎて、薬物に走っている。だからこそ、早めに、信頼できる大人や友達に相談することが大切であると話されました。子ども達も大きく頷いていました。
 振り返りタイムです。子ども達から「薬物は中毒性があり、身体をどんどん破壊していくことがよく分かった。とても大切な時間を過ごせた」「家族みんなで絶対に薬物に手を染めず、健康に生きていきたい」等々、たくさんの感想が発表されました。今日の授業がとても意義あるものであったことを実感していました。