2022年12月10日土曜日

12月8日(木)5年藁打ち体験

 この日の5、6時間目、5年生は、古枝公民館前駐車場で、古枝地区老人会の皆さんのご指導を受けながら、藁打ち体験を行いました。藁は、先月の脱穀の時に残しておいたもので、公民館で大切に保管していただいていました。


 はじめに、5年児童代表から老人会の皆さんへ「藁打ちは、しめ縄作りの前の大事な作業と聞いています。今日は一生懸命に頑張りますのでよろしくお願いします!」と挨拶がありました。 
 次に、公民館の今村さんから、今日の作業内容について説明がありました。子ども達も、今日の作業の手順をしっかりと聞いていました。
 まず、保管していたたくさんの藁を一人ずつ束にしてもらい、それを持って足踏み脱穀機にかけていきます。この作業は、藁の枝割れしている部分を削ぎ落しながら整えていく作業です。
 子ども達は、足踏み脱穀機の前に一列に並んで、順番が来たら、藁束を次々と脱穀機にかけていきます。昔の人は、こんなふうに作業をやっていたんですね。
 次に、整えた藁を、昔の「藁打ち機」を使って柔らかくしていきます。手動でハンドルを回し、ローラーへ藁を通していきます。
 ハンドルを回すのもひと苦労です。よっこらしょ、よっこらしょ・・・、力が入ります。ガンバレ!5年生ー!
 米作り講師の鶴田さん(久保山在住)も、木槌を持って藁打ち体験に参加していただきました。藁打ち機ができる前のもっと昔には、このように木槌で藁を叩いて柔らかくしていました。ここでは、子ども達に、木槌を使っての藁打ち体験をさせていただきました。
 柔らかくした藁は、しめ縄1/2つ分に必要な量の藁に分け、束にして輪ゴムでくくります。すべてが流れるような協働作業です。昔は当たり前だったこのような作業が、今では子ども達にとって貴重な体験ですね。
 お茶をどうぞ。女の子たちが、作業終了後に、今日お世話になった老人会の皆さんへお茶を振る舞いました。
 お饅頭もいかがですか?今日は、ご指導ありがとうございました。来週のしめ縄作りもよろしくお願いします。