2022年11月2日水曜日

11月1日(火)4年防災学習⑤ 鹿島おどりの歴史を学ぶ

 この日の3、4時間目、鹿島市観光協会の吉牟田副会長さんをお招きして、4年生による防災学習が行われました。この防災学習は、この日が最終日となります。今日の学習のテーマは、「鹿島おどりの歴史を学ぶ」です。「鹿島おどり」と「防災学習」?どんな関係があるのだろう?子ども達も、今日の学習に興味津々です。


 吉牟田さんは、鹿島市観光協会の副会長として、鹿島市のまちづくりに尽力されておられます。中でも、「鹿島おどり」では実行委員長を長年務められており、「鹿島おどり」の第一人者です。3時間目は、「鹿島おどりの歴史」について詳しく教えてもらいます。
 まず、子ども達は、今から60年ほど前に起こった鹿島市の大水害「7・8水害」について話を聞きました。
 子ども達は、「7・8水害」の写真を見ながら、多くの人命や家屋などが失われたことを知り、その被害に大いに驚いていました。
 そして、「鹿島おどり」がこの大水害からの復興を願って始まったことを知りました。
 「鹿島おどり」が始まった時に、最初に作られたハッピを見せていただきました。子ども達は、鹿島市民がこの大水害から力強く立ち上がるために、このハッピを着て鹿島おどりを踊ったことを知りました。
 また、鹿島おどりの曲「鹿島一声浮立」を歌っている人が、あの有名な演歌歌手の‟都はるみ”さんであることも知りました。子ども達は「・・・・・・???」
 また、鹿島一声浮立の曲調が、鹿島に昔から伝わる伝統芸能の一声浮立のリズムがもとになっていることを知りました。どんなリズムか、ユーチューブで小舟津の一声浮立の映像を確認しました。「あっ、これ知っている!久保山にもあるよ」と、子ども達から声が上がりました。
 実は、鹿島おどりが、日本各地の盆踊りで踊られていることを知り、子ども達も「へェ~!」と驚きの声を上げていました。ユーチューブで、東京、静岡、高知などで踊られている鹿島おどりの映像を視聴しました。鹿島おどりは、全国的にも有名なんですね。
 吉牟田さんの話が終わり、4時間目は、体育館に集まって、みんなで「鹿島おどり」を踊りました。
 「エッサ!エッサ!・・・」鹿島一声浮立のリズムに乗って、吉牟田さんを先頭に、「鹿島おどり」を踊ります!「エッサ!エッサ!・・・」何度も何度も踊る子ども達。みんな上手ですね。
 「エッサ!エッサ!・・・」‟鹿島おどり”って、とっても楽しいね!そして、「どんな災害にも負けないぞ!」という気持ちが、体の中から沸き起こってきます。元気が出ます。
 「鹿島は好きですか?」吉牟田さんが子ども達に尋ねます。子ども達は、元気な声で「ハイ!」と返事します。そして最後に、吉牟田さんから「鹿島が好きな人がいっぱいいたら、鹿島が賑わいます。鹿島をもっともっと好きになってほしい。鹿島一声浮立の曲を聞けば体が動き出す。鹿島を忘れないでほしい」と話がありました。吉牟田さん、ありがとうございました。