この日の5、6時間目、5年生は、竹ノ木庭地区へ行き、実際に竹ノ木庭水道を歩いてみました。子ども達は、現地見学をすることで、先人の人達が米作りのためにいかに「水」を大切にしてきたのか、その強い思いや水への感謝の気持ち、水を得るための労苦などを感じ取りました。
市のマイクロバス2台を貸し切って竹ノ木庭地区に到着。竹ノ木庭水道見学ウォークにワクワク感でいっぱいの子ども達です。 |
バスを降りた場所から坂道を下ってすぐのところに、竹ノ木庭水道から引かれた水を貯めてあるため池がありました。覗くと、水が透き通っていて、陽の光でキラキラ輝いています。「わぁ~きれいー!」覗き込む子ども達から思わず感嘆の声が上がります。 |
さあ、いよいよ竹ノ木庭水道見学ウォークのスタートです!水道に沿って、ゴールの水源を目指します。 |
水道に、木漏れ日が差し込んできて、ほんと気持ちいいですね。 |
水道を流れる水の水面に木漏れ日の光が当たり、流れる水がキラキラと輝いて、とてもきれいですね。 |
途中、水道の上にかけてあるU字溝がありました。これは、山手から流れてくる土砂などが混じった水が水道に入らないように設置されているものです。水道の水がきれいに保たれるように工夫がしてあるのですね。子ども達も、なるほど!と大きく頷いていました。 |
滑らかな傾斜の水道が敷かれていて、その中を冷たい透き通った水が気持ちよく流れています。約200年前の竹ノ木庭住民の方々の土木技術の素晴らしさを感じます。 |
歩く距離(水道の長さ)は、約1㎞です。ゴールの水源まで、あと少し。ガンバレ!5年生。 |
歩くこと約40分、ゴールに到着!ここで、子ども達は、校長先生から水源についての現地説明を聞きました。 |
校長先生の現地説明の後、ゴール地点に竹ノ木庭の山から引かれている地下水をみんなでいただきました。子ども達から「冷たーい!」「とっても美味しい~!」と歓声が上がります。これこそ、山の恵みのありがたさですね。 |
ゴール地点から、さらに上流の方にも水道が引かれています。これは、200年ほど前に造られた当時の姿の水道です。今も、30m近く残っています。細い水道が手作業で造られた跡を見て、子ども達は大いに感心していました。 |
竹ノ木庭水道見学ウォークを終え、最後に、ため池の堤の上で、みんなで記念写真です。竹ノ木庭水道ー、サイコー! |
記念写真を撮った堤の上から、遠くに有明海が見えました。竹ノ木庭水道を造った当時の人達も、こんな素晴らしい光景を見ていたんでしょうね。竹ノ木庭地区の皆さん、今年も事前に除草作業等の環境整備をしていただき、ありがとうございました。意義深い学習会となりました。 |