2021年5月20日木曜日

5月19日(水)6年「ホタルの里」復活大作戦Ⅳ

 6年生は、この日の3、4時間目に、古枝ホタル保存会会長の河浪丘さんを再びお招きして、ホタルの餌となるカワニナの捕獲と捕獲したカワニナを養殖用水路へ放流する活動を行いました。


 まず、6年生3名から、先週の金曜日に取り組んだ、水路の清掃活動について報告がありました。そして、「今日は、カワニナのことについて教えてほしい」と、自分達の思いを河浪さんへ伝えました。
 そして、河浪さんから、カワニナについて話がありました。ホタルの幼生はサナギになるまでにカワニナを約25匹ほど食べるとか、ホタルの幼生が食べるカワニナはとっても小さいとか、…等々、子ども達は、カワニナについて様々なことを知りました。
 実際に、ホタルの幼生が食べるカワニナを標本で見せてもらいました。何と、この標本で最も小さいカワニナが、ホタルの幼生の餌であることを知り、子ども達は大いに驚いていました。
 河浪さんから、「ホタルの餌になるカワニナは、あまりにも小さすぎて、捕獲することは無理です。それで、大きい大人のカワニナを捕獲して、水路に放流し、餌になる小さいカワニナを生んでもらうことにします」と説明があり、子ども達は「なるほど!」と大きくうなずいていました。大人のカワニナは、小さい幼生のカワニナを1日に2~3匹ほど生むのだそうです。
 カワニナ獲りに出発進行ー!さあー、カワニナを捕獲しに行くぞー!
 5、6分で、カワニナの捕獲場所に到着!はじめに、河浪さんから、カワニナ獲りの注意事項について話がありました。
 子ども達は、梯子を使って、慎重に水路に降りていきます。水路に降り立った子ども達は、思わず「ひゃー、冷たくて気持ちいいー!」
 さあ、いよいよカワニナ獲りの始まりでーす!みんな一斉にしゃがんで、カワニナ獲りが始まりました。ガンバレ、6年生!
 「どこにいるかなー?」「おー、ここにいたぞー!」グループに分かれ、グループで協力しながらカワニナ獲りに取り組みます。
 制限時間は20分です!さあ、カワニナを一番多く獲ったグループは、どのグループかな?
 僕達が獲ったカワニナは、これだけでした…。カワニナも、ホタルと同じように少なくなったのかな~?
 みんなで獲ったカワニナを水路に放流しました。ここで、大きく育ち、小っちゃいカワニナをたくさん産んでねー!
 カワニナが大きく育つようにと、カワニナの餌になるキャベツも水路に入れました。
 最後に、河浪さんへ、今日のお礼を言いました。そして、「ホタルを増やすには、餌になるカワニナも増やさなければならないとあらためて感じました。これからも自分達で、何度か、カワニナを獲りに行きます。そして、カワニナをどんどん増やしたいと思います」と、自分達の思いを伝えました。