2021年5月22日土曜日

5月21日(金)5年米作り体験学習スタート!

 この日の3、4時間目に、米作り講師である、公民館館長の今村さん、久保山の鶴田さん、下古枝の松本さん、門前商店街の諸岡さんのご指導の下、5年生の恒例行事「米作り体験学習」がスタートしました。

 この日は、最初の作業である「種まき」です。慣れない農作業ですが、みんなで協力し合い汗を流しながら楽しく作業を頑張りました。


 はじめに、米作り講師の今村さんから、これから始まる米作りについて話がありました。5年生の子ども達は、今村さんの話を聞きながら、いよいよ始まる米作りに、気持ちを躍らせていました。
 作業の前に、「塩水選」について実演がありました。塩水選とは、種まきに適した種と適していない種を振り分ける昔の手法です。塩水に種を浸して、浮き上がった種を取り除いていきます。沈んだ種が、実が詰まった良い種となります。先人の知恵に子ども達も歓声を上げていました。
 それでは、いよいよ種まき作業です。まずは、みんなでブルーシートを広げます。米作りは、どの作業もみんなで協力しなければできない作業ばかりです。言われて動くのではなく、周りを見ながら自分から動いていきます。
 はじめに、種をまくケースに土を敷き詰める作業を行いました。各自、自分のケースに土を入れていきます。土をケースいっぱいに入れた後は、盛り上がった土を板を使ってそぎ取り、平らになるようにします。
 次に、土を入れたケースに、紙コップに入った種を全て万遍となくまいていきます。みんな上手に種を振り分けていますね~。いいよー。
 種をすべてまき終えたら、今度は、ケースの周りに残っている土を集めて、まいた種の上に振りかけます。種が全て見えなくなるまで振り分けていきます。そしたら、出来上がりです。
 出来上がったら、今度はそのケースをコンクリートの苗床へ運びます。今村さんが、それを受け取り、苗床に順次並べていきます。
 苗床に、種まきをしたすべてのケースがきれいに並べられました。ケースの上に、じょうろで水を撒いていきます。芽が出て苗がよく育ちますよーうに!
 学校そばの用水路からポンプで水をくみ上げ、苗床に水を浸していきます。子ども達は、水に手を浸し、「冷た~い!」とはしゃいでいました。
 水を浸した後、日よけとなる黒い特殊の網シートを並べたケースを受けにかけます。みんなで協力して行いました。
 網シートが風で飛ばないようにと、重しの角材を載せます。そして苗床の周りを猪除けの柵で囲み、作業終了!みんなで協力しながら頑張りました。やったね!5年生。

 5年生は、明日から水の管理をしながら苗を育てていきます。そして、田んぼの代掻きを行い、田植え、稲刈り、脱穀、…と、米作りの全ての工程を体験していきます。そして、一年間を通して、みんなで協力しながら一つの大きな仕事をやり遂げるという体験は、5年生にとって大きな経験となり、学校のリーダーとしての資質を大きく育むことになります。ガンバレ!5年生ー。