2022年3月26日土曜日

3月10日(木)3年面浮立奉納

 2月に入り、県内及び市内において新型コロナウィルス感染症の急拡大により、本校をはじめ市内小中学校において多くの感染者が発生し、各学校においては学級閉鎖が相次いでなされました。そこで、3年生の子ども達が、今年もぜひ、自分達の面浮立を祐徳稲荷神社に奉納し、古枝や鹿島の人達の幸せを祈りたい、新型コロナを退散させたいと、鍋島宮司さんにお伝えしたところ、大いに賛同され、この日に、3年生による面浮立の奉納が実現することになりました。

 この日の10時30分、保護者や参拝客が見守る中、3年生による面浮立の奉納が始まりました。


 「ドーン!」鍋島宮司さん自らによる太鼓の合図です。
 鹿島藩初代藩主、鍋島直朝公に扮した校長先生を先頭に、3年生のかわいい鬼たちが入場してきます。
 ドン、ドン、ドン、・・・鍋島宮司さんの太鼓の合図と同時に、「ヤー!」浮立面をつけた3年生たちが、本殿下の境内になだれ込んでいきます。
 3年生代表による口上の始まりです!今回の面浮立の奉納の理由について、大きな声で口上が述べられました。「3年生はこれまで面浮立の学習を一生懸命に取り組んできたこと」「面浮立が大切に受け継がれてきた鹿島の宝物であること」「古枝やみんなの幸せと健康を祈りたいこと」「コロナを退散させること」等々、子ども達による素晴らしい口上が祐徳稲荷神社の境内に響き渡りました。
 静寂の中、子ども達は、本殿に向けて一礼、そんきょの姿勢をとりました。いよいよ演舞が始まります。ガンバレ!3年生。
 さあ、始まりました。面浮立の曲に乗って、勇ましく、力強く、面浮立を踊ります。天を突くように、腕がまっすぐに伸びています。カッコいいぞ!3年生。
 みんな、きれいに揃っています。堂々とした演技です。子ども達が懸命に踊る姿に感動です。
 「みんなを幸せにしたい」「コロナに負けるな」等々、子ども達の純粋な気持ちが演舞に乗り移り、見る人達を感動に包みました。演舞が終わり、割れんばかりの大きな拍手。見事な、素晴らしい面浮立でした。最高の奉納となりました。やったね!3年生。
 面浮立の奉納が終わった後、鍋島宮司さんから、感謝と感動の言葉をたくさんいただきました。子ども達も、やり遂げた充実感と満足感でいっぱいになりました。
 今日の奉納には、惠雲先生も応援に駆けつけてくださいました。3年生の頑張りを大いに褒めていただきました。そして、惠雲先生から、子ども達一人一人に浮立面が描かれた手作りの絵馬がプレゼントされました。子ども達も大喜びでした。
 惠雲先生から頂いた絵馬に、今日の日付の入った奉納記念のスタンプを打ってもらい、大喜びの子ども達でした。惠雲先生、いつも3年生を応援してくださり、ありがとうございます。
 最後に、鍋島宮司さん、惠雲先生を入れて、みんなで記念写真を撮りました。今日は、3年生にとって、小学校のとてもとても素晴らしい思い出の一日となりました。すごいぞ!3年生。