2022年2月25日金曜日

2月17日(木)6年第2回情報モラル講座

 この日の2校時目、6年生を対象にした、本年度第2回目の情報モラル講座の授業が実施されました。この講座で、6年生は、昨年度受講した講座を含めて全ての講座を受講したことになります。この日のテーマは「オンラインゲーム~ネット依存」についてです。オンラインゲームの正しい利用とネット依存の危険性について、子ども達と共に、考えや意見を出し合いながら学習を深めました。


 まず、ネット依存の実態について、その調査結果をみんなで確認しました。これによると、「自分はネット依存だと思うか?」の問いに対して、41.9%の6年生が「はい」と回答している実態が浮かび上がってきました。
 柿原先生から、今日の学習のキーワード「コントロールする力」について話がありました。みんなでキーワードをしっかりと確認しました。
 次に、ネット依存の危険性に関する動画「ゲームに夢中になると」をみんなで視聴しました。この動画も、文科省から配信されている情報モラル学習教材の一つです。子ども達は、自分意識で真剣に動画を見ていました。
 子ども達は、それぞれ隣同士で、トラブル(ネット依存)になってしまった原因を話し合いました。子ども達は、自分のことのように真剣に考え、意見を出し合っていました。
 さあ、話し合った内容の発表です。子ども達の手が一斉に上がりました。
 子ども達から様々な意見が出されました。「ゲームをしたい気持ちを抑えきれなかった」「約束を破った」「自分の部屋にゲームを置いた」等々。
 次に、予防策や解決策について考えていくことにしました。子ども達は、それぞれの考えをワークシートに記入して、意見交換を行い、自分の考えを広げたり、深めたりしていきました。
 子ども達からは、次々と予防策・解決策が出されました。「親の見える所でゲームをする」「友達を意識しなくていいように個人でする」「ゲームをしない日を決める」「他の楽しみを見つける」等々。
 子ども達と予防策や解決策を話し合った後、動画「ゲームに夢中になると」の解説動画をみんなで視聴しました。解説の中には、ネット依存になる仕組みや原因などについて説明がありました。
 また、オンラインゲームを安全に使うポイントとして「①決めたルールは絶対に守る」「②時計をセットし、家の人にこえをかけてもらう」「③自分でやめられなくなりそうになったら、家の人に預ける」「④ペアレンタルコントロールを設定する」などがあり、子ども達は動画を見ながら大きくうなずいていました。
 今日の学習をワークシートに書き込む子ども達。ゲーム依存は、身近な問題となっているだけに、みんな真剣に取り組んでいます。
 授業の最後には、子ども達の行動宣言「これから自分はどんなことに気をつけます」がありました。子ども達からは「自分をコントロールしてインターネットを上手に使いたい」「もう一度ちゃんとしたルールを親と決めてゲームをします」「ゲームをする時しない時をきちんと決めます」「ゲームの時間を守り、優先順位を決めて、自分をコントロールしていく」等々といった宣言が出ました。
 また、子ども達は、ゲームを全くしないのではなく、自分をコントロールできる人が学力や成績も高いことを、データから確認しました。
 そして、柿原先生から最後に、ゲーム課金の問題について、実際に中学校で起こった事例が複数紹介されました。子ども達も、課金の問題の怖さについてあらためて再認識をしました。