2021年1月22日金曜日

1月18日(月)4年野鳥観察

 この日の2~4時間目、4年生は、鹿島市ラムサール条約推進室の環境教育プログラムを使って、野鳥観察を行いました。この日は快晴となり、野鳥を観察するのに最適な日和となりました。子ども達も前からこの授業をとっても楽しみにしていて、朝からワクワクしている様子が伝わってきました。 


 まず、野鳥観察に出発する前に、鹿島市ラムサール条約推進室の方による、野鳥観察のための事前学習がありました。
 子ども達は、毎年冬になると、干潟にはたくさんの野鳥が生活していることを知りました。また、干潟に訪れる野鳥の中には、絶滅危惧種に指定されている鳥たちがたくさんいるのを知って驚いていました。
 なぜ、干潟には野鳥がたくさん生活しているのだろう? 干潟には、たくさんの生き物が住んでいます。子ども達は、野鳥にとって、干潟は海のレストランであることを知り、みんな「なるほど~」と納得していました。
 ラムサール条約とは、野鳥の住み家となる干潟などを守ろうという国際条約です。世界中で152ヵ国が加盟しています。今、多様な生き物が暮らす干潟や湿原が開発によって、世界中からどんどん減ってきています。子ども達は、ラムサール条約推進室の方の話を聞きながら、この条約の大切さ、重要性をあらためて感じ取っていました。
 鹿島にもラムサール条約に登録された成果的に貴重な干潟があります。「肥前鹿島干潟」(北鹿島地区)です! 今から、この干潟に行って野鳥観察を行います。子ども達も、目が輝いていました。
 野鳥観察に出発する前に、体育館で、双眼鏡の使い方を習いました。子ども達は、出発の前に、双眼鏡を覗きながら、ワクワク感が最高潮に達したようです。
 鹿島市のバス2台を使って、肥前鹿島干潟に到着。この日は、4年生のために市内のボランティアの方もお手伝いに来ていただいていました。野鳥の集団を発見! さっそく、ボランティアの方の望遠鏡で覗いてみます。
 いるいる、たくさん野鳥がいます! すごいですねー!
 私も覗いてみよう―。どんな鳥がいるかな~。
 ボランティアの方に、発見した野鳥の名前を聞いています。ハマシギって鳥かな~? それとも、シロチドリかな~? 子ども達は、ボランティアの方からたくさんの野鳥の名前を教えてもらっていました。
 これは、野鳥ビンゴです。見つけた野鳥に丸をつけていきます。子ども達は、縦・横・斜めのビンゴがそろうように、がんばって野鳥を見つけていました。
 野鳥観察を始めてしばらくすると、子ども達が、すごく貴重な野鳥を発見! 多くの子ども達が、双眼鏡を手に、集まってきました。一体、何という鳥だろう?
 子ども達が見つけた、世界的に大変貴重な野鳥は、「クロツラヘラサギ」という鳥です! だーい、発見! すごいぞ、4年生。
 クロツラヘラサギという鳥は、世界に、4864羽しか生存が確認されていないとても貴重で、発見するのが難しい鳥です。しゃもじのような黒いくちばしで餌をとります。今日は、干潟にくちばしをつけて走り回って餌をとっているクロツラヘラサギの様子も観察することができました。
 「今日の野鳥観察、楽しかった人―! 」「はーい!」4年生全員の手が上がりました。今日の野鳥観察では、大発見もありました。古枝小学校の4年生の行いが日頃からとってもいいからでしょうね。ベリー、グッド、4年生! 最高の一日でした!