2019年11月24日日曜日

11月20日(水)4年嶽水道ウォーク

 毎年恒例の嶽水道ウォークが本日、嶽水道指導講師の上田信良さんの案内で実施されました。嶽水道は、今から350年以上も前、当時鹿島藩主だった鍋島直朝公により、鮒越地区を開墾するために造られた水路です。奥山の赤岩から鮒越田代までの全長約5㎞の水路は、造られてから今まで350年以上もの間、一度も水が途絶えたことはありません。大切に大切に、地域の人達が水路を守り続けて、今も受け継がれています。子ども達は、嶽水道ウォークを通して、先祖の偉大な功績を実感すると共に、そして、水路を長い年月、大切に守り続けてきた地域の人達の思いをしっかりと感じ取っていました。

 鳴瀬荘の吊り橋を渡って、さあ、いよいよ出発です!
 まずは、水道のスタート地点に移動し、ここから水が引かれていることを確認しました。
 それから、水路に沿って、鮒越を目指します。
 途中、野ウサギの子どもに出会いました。野ウサギはびっくりして、水路を遡っていきます。突然の野ウサギ登場に、子ども達も大騒ぎでした。
 陽が差してきました。気持ちいいですね-。
 まだ、半分くらいです。あと、2㎞くらいかな。頑張るぞ-!
 もうすぐで、鮒越です! あと少し。ファイト-!
 嶽水道の終点に到着。ここで水が分かれていきます。奥山から引かれた水は、鮒越地区から浜地区まで流れていきます。まさに、命の水ですね。
 嶽水道を抜けると、視界が一気に開けます。そこには、開墾された美しい鮒越の田畑と、その先には、遠くに浜地区が見渡せます。嶽水道がこの豊かな土地を育んだのかと思うと、先祖や地域の人達のすごさがあらためて実感される瞬間ですね。
 最後に、鮒越地区の人達が、直朝公に感謝して作った神社に、子ども達も手を合わせて感謝の気持ちを伝えました。